こんなお悩みをお持ちの方へ。
退職を決意した私が気づいた、今のあなたに最も大事なことをお伝えします。
今回は、今の仕事が辛いと感じている全てのHSPへ向けた、毎日をもっとワクワク生きていくために必要な考え方についてお伝えします。
社会人になってからずっと仕事で苦しんできた私でも、今回ご紹介する思考法でようやく自分を救う一歩を踏み出すことができました。
私と同じように仕事で苦しんでいる人のもとへ、この記事が届くことを願っています。
もくじ
HSPは仕事が辛いと感じたら、とりあえず辞めてみても良いと思う
いきなり結論を言いますが、HSPのあなたが今仕事を辛いと感じているのなら、とりあえず辞めてみるのもアリだと思います。
HSPは辛い刺激を我慢せずに避けるべき
いや、むしろ辞めるべきではないかとすら思います。
これは、1年9ヶ月間も憂鬱になりながら辛い仕事を続けていた私が、退職を決意したことで感じた率直な感想です。
ただ、一口にHSPと言っても、人によって仕事に感じる辛さは様々ですよね。
私の場合は、広告営業職だったので外周りが基本でしたが、会社の中にいることはとにかく苦痛でした。
常に上司や周りの目が向けられ、集中なんてとてもできませんでした。
外回りがない日のお昼は、12時になると真っ先に駐車場へ行き、車内で一人でお弁当を食べるのが日常だったくらいです。
それから、電話対応もとても苦痛でした。
電話が鳴る直前にコピー機が「ウィーン…」と反応するのですが、それが聞こえた瞬間のストレスと言ったら・・・
コールの音も無駄に大きいので、電話が来ると分かっていてもいちいちびっくりしてしまうのです。
あとは、来客時のインターホンの音もとても苦手です。
社内に響き渡るほど大きい音で鳴るし、急に鳴るのでびっくりどころか口から心臓が飛び出そうになります・・・
他にも、私が昔からADHD気質ということもあり、毎日上司を怒らせてしまうことがメンタル的にかなりきつかったですね。
私は、こんな状況で今まで仕事を続けてきて、毎日本当に憂鬱だし苦痛でした。
HSPは刺激に耐え続けても慣れることはできない
あなたは、今の仕事のどんなことを辛いと感じていますか?
これから先もずっと、その辛さに耐え続ける自信はありますか?
きっと、そんな自信がないからこそこの記事を読んでくれているのですよね。
私も、求めたわけでもない辛さに耐え続ける必要はないと思っています。
なぜなら、HSPはどんなに鍛えても刺激に慣れることはできないからです。
私も、何度も挑戦しました。
自ら克服のために刺激を求めて行動し、その度にダメージを負い、ずっとその繰り返し・・・
結局、刺激に慣れるということはなく、ただ精神だけがすり減っていきました。
そもそも、辛いことから逃げることは、決して悪いことなんかではありません。
「逃げる」ということは、「決断する」ということです。
新たな道で頑張るということ、「挑戦する」ということと同義です。
もちろん、逃げた先で思い描いた仕事ができるのかどうかは逃げてみなければ分かりません。
それでも、少なくとも今の状況を続けるよりはマシだとは思いませんか?
仕事を辞めた今の私だからこそ、思うことがあります。
それは、もっと早く逃げていればよかったということです。
時間は有限です。時間は自分の命です。
そんなに辛い思いをすることに自分の命を削る価値はありますか?
一度ご自分の胸に手を当てて、じっくり考えてみてください。
こんなことを言うと、「逃げたくても逃げられないから困っているんだ。」という声が聞こえてきそうですね。
では、私があなたと同じ不安を抱えながらも退職に踏み切れた理由について、ちょっとだけお話させてください。
HSPの私が辛い仕事を辞めれなかった理由は「不安」だったから
私が辛い仕事を続けていた理由、それは「仕事を辞めた後の不安」と向き合いたくなかったからです。
考えるのが辛いからと思考停止するのはやめましょう
「転職しても採用されるかな?そもそもどんな仕事にしよう…」
「フリーターだと税金とか高いって聞くし老後の年金も心配だな…」
「今逃げたらこれから先も一生逃げ続ける人生になるってよく言うし…」
こんな風に、将来の不安について考え始めた途端、私の頭の中ではいつも「ぐるぐる」が始まります。
そして、結局いつも答えが出ません。
というより、考えるのがしんどくなってしまい途中で思考停止するのです。
だから、どうしても辛い仕事を続けるという現状維持から抜け出せませんでした。
未来のあなたより「今」のあなたの方が大事です
でも、よく考えてみてほしいのです。
今のあなたは、まだ起こってもいない先々の不安を解決してから一歩を踏み出そうとしているせいで、今の苦しみに対する対処は何もできていないですよね。
未来のことには一生懸命なのに、今のことに関しては完全に思考停止している状態です。
果たして、今をないがしろにする人に、本当に思い描いた未来なんて訪れるのでしょうか。
確かに、辛い仕事も頑張って続けていれば、収入が増えて家計にゆとりができるようにはなるかもしれません。
しかし、それは現状を変えられない自分を無理やり納得させようとしている、自分の弱さゆえの選択ではありませんか。
要するに、考えることから逃げているだけになってはいないか、ということです。
こうして偉そうに語っている私も、かつてはそうでした。
「あと半年・・あと3ヶ月・・あと1週間なら・・・」
そうやって、何度も疲弊した心に鞭打って、自分の背中を押して出勤し続けました。
しかし、今こうして辛い仕事から逃げることを選択し、もっと「今」の自分を救ってあげるべきだったと悔やんでいます。
この1年9ヶ月間という時間を、命を、私は我慢することに使ってしまったのです。
今では、そんな辛い時間もこうした気づきを得るための勉強代くらいに思えるようにはなりましたが、あの苦しみに代えられるほどの報酬ではないような気もします。
ですので、毎朝憂鬱になりながら出社しているHSPのあなたには、できるだけ早くその苦しみから逃げてほしいと心から思うのです。
HSPは辛い仕事を辞めて「今」を生きる方が幸せになれる
私は、ずっと自分の将来について悩んでいました。
未来のために「今」を生きてしまっていることに気づくこと
「このまま今の仕事を続けたくはないけど、転職するのか、とりあえずフリーターでやっていくのか…」
「でもいったいどんな仕事に就こう…フリーターでも本当に生活していけるのかな…」
こんな風に、壁にぶつかっては思考停止で現状維持を選択し、ズルズルと時間ばかりが過ぎて行きました。
しかし、あるとき気づいたのです。
まだ起こってもいない未来のために、「今」何かを我慢して眉間にシワを寄せ続ける人生に意味はあるのだろうかと。
生きるべきは未来ではなく「今」
「今」を豊かにできない人間が、将来を豊かにすることなんてできるのだろうか。
「今」をないがしろにして、毎日ため息をついている人間は、きっと生涯を通してため息ばかりついているような気がしてしまったのです。
それに気づいてからは、自分でも驚くほど気持ちが前向きになりました。
□「今」を全力で楽しく生きるために何ができるか
□明日もし人生が終わっても後悔しないような今日をどうすれば過ごせるか
そうやって、「今」にフォーカスを当てて「今」の自分を生きることに集中できるようになっていったのです。
みなさんは、「今」を生きていますか?
辛い仕事を辞めたHSPの私の今後の働き方について
ここまで、未来よりも今を優先しようというお話をしてきました。
ただ、当然ですが、「今」を生きるということが、必ずしも未来を豊かにするとは限りません。
現実問題としてぶち当たる壁は、いくつも考えられます。
将来への不安のせいで、選択肢が見えなくなってしまってはいないか
老後の年金問題もその一つです。
今の仕事を辞めて、正社員として転職するのか、派遣社員やフリーターになるのか、個人事業主として独立するのか・・
選択肢は無限大です。
正社員への転職であれば将来もらえる年金も最低限は確保できるので、そこまで心配はいらないかもしれませんが、フリーターや個人事業主となると話は別です。
正社員と比べると、年金の自己負担額が多いうえ、老後にもらえる金額はかなり少なく、それだけでは生活ができません。
そうなると、やはり将来を見据えてある程度の貯金は欠かせません。
こうした現実問題からくる不安が、仕事や働き方の選択肢を狭めてしまっているのは事実です。
では、正社員を辞める私が、今後どのような働き方を目指すのかについて、少しだけ雑談しようかと思います。
気になる人は引き続き読んでもらえたら嬉しいです。
「今」を優先しつつ、未来についても少しずつ計画を立てていくこと
いきなり結論ですが、今後はフリーライターとして独立したうえで、しばらくの間はフリーターで最低限の生活費は確保しようと考えています。
なぜ転職しないのかと言うと、私は会社員をやってみて組織の中で働くことに向いていないとつくづく感じたからです。
生活水準を下げることには成功しているので、アルバイトでフルタイム分のお給料があれば問題なく生活はできます。
あとは、残りの時間でフリーライターとして活動し、そちらで稼いだ分を貯金や自己投資に回す予定です。
この働き方だと、Webライターとしてのスキル向上には時間がかかりますが、生活費を確保できていることは心の余裕にもなるので、Webライターの仕事に集中しやすいと考えています。
もちろん、本当は半年分ほどの生活費を貯金したうえで、会社を辞めて独立したほうがスキルの向上も早く効率的なのですが、私のメンタルにはその資金が貯まるまで仕事を続ける余裕はありませんでした。
ですので、私なりのやり方で、少しずつフリーライター1本に移行していけるように工夫しながら、働き方を徐々に見直していく予定です。
一度決めたことでも、何度だって方向転換しても良い
もちろん、Webライターを続けるうちに別の仕事に挑戦してみたいと思うこともあるでしょうし、また正社員に戻ろうかなと考えることもあるかもしれません。
でも、それはそれでいいと思っています。
まずはやってみなければ、自分に合うかも、続けられるかも、学びがあるかも分かりませんからね。
ただ少なくとも、今はフリーライターとして独立することが私の目標です。
つい先日、大学時代のインターンでお世話になった方からもお仕事のお誘いをいただき、そうした繋がりを大事にしながら、色々な働き方にチャレンジしていきたいなと思っています。
どのような未来が待ち受けているかは分かりませんが、私は今日も「今」をひたすら全力で生きています。
最後に、この記事を読んでくださったみなさんの「今」がよりハッピーになることを願っています。