この記事は以下のような方におすすめです。
□断捨離依存症について知りたい
□捨てることに夢中になりすぎている自覚がある
□快適な生活のために始めた断捨離に違和感を感じ始めた
ものを減らして快適に暮らすための「断捨離」。
一歩間違えると、生活に支障をきたす危険性があることをご存知でしょうか。
「心の病気でしょ」「修行僧みたい」「オカルト宗教なの?」
そんなイメージを持たれかねない断捨離のワナとその対策についてお話します。
もくじ
断捨離依存症の症状について【それ、危険かも】
断捨離を始めた人の中には、捨てることに夢中になりすぎて生活に支障をきたしてしまう人もいます。
多くの場合、これらは「断捨離依存症」や「拒物症」と呼ばれる心理状態になっていることが原因です。
以下のような状況に心当たりがある方は、断捨離依存症予備軍かもしれません。
□捨てられるものがないか常に探している
□ものを増やすことに極度に抵抗を感じる
□必要なものまで捨てて生活が不便になった
□他人の家にあるものの量が気になる
□他人にものを捨てることをすすめる
□他人のものまで勝手に捨てる
それぞれの状況について、簡単に説明します。
捨てられるものがないか常に探している
部屋の散らかりや物量が気になるわけでもないのに、部屋を見渡して捨てるものがないか探していませんか。
捨てることが目的になっていると、このような状態に陥ります。
捨てることは快適な生活を送るための手段であり、本来であれば目的にはなりません。
自覚のある方は、断捨離依存症の可能性が高いと言えます。
参考
ものを減らしたい理由がはっきりしているのに思うように断捨離が進まないという方は、以下の記事を参考にどうぞ。
ものを増やすことに極度に抵抗を感じる
ものを減らし始めると、少ないもので生活する快適さを実感します。
その一方で、新たにものを増やすことに抵抗を覚える人もいるでしょう。
特に自分にとって必要でないものが家に入ってくると、モヤモヤした気持ちになりやすいはず。
プレゼントをもらっても相手の気持ちよりものが増えたことが気になる場合は、断捨離依存症予備軍の可能性があります。
必要なものまで捨てて生活が不便になった
ミニマリストの中には、冷蔵庫や洗濯機を手放す人も少なくありません。
ただ、それは彼らにとって必要のないものだったから手放したというだけの話です。
安易にまねして後悔する人が多いのは、捨てる基準を誤っているからと言えます。
これまで生活に必要なものを手放してしまった経験がある人は、自身のライフスタイルを再確認してみましょう。
参考
正しい手順で後悔のない断捨離をしたい方、ミニマリストが手放したものを参考にしたい方には、以下の記事もおすすめです。
他人の家にあるものの量が気になる
断捨離にハマりだすと、他人の家の物量まで気になった経験はありませんか。
それは、捨てることのメリットを理解しているからこそ感じるものです。
しかし求めていもいない人に、断捨離の価値観を押し付けるわけにはいきません。
他人には他人の生活があることをよく理解して、他人の生活事情には関心を向けないように注意しましょう。
他人にものを捨てることをすすめる
自身が断捨離のメリットを体感しているからといって、他人にまでその価値観を共有しようとしていませんか。
それはものを減らし始めたあなたが、マキシマリストにものをたくさん持つメリットを解説されるのと同じことです。
他人には他人の生活スタイルがあります。
断捨離に無関心の人に捨てるメリットをプレゼンしてしまわないよう、注意しましょう。
他人のものまで勝手に捨てる
他人の物量が気になるだけでなく、勝手に他人のものまで捨ててしまったという経験はありませんか。
これは絶対にやってはいけないことです。
言うなれば、自身の自己満足と偏見による暴力行為とも言えるでしょう。
特に家族や恋人と暮らしている方は、自身の価値観を相手に押し付けていないか、改めて振り返ってみましょう。
断捨離の危険性に気づいた人がやるべきこと
断捨離依存症の自覚がある場合は、これ以上悪化しないように以下に取り組みましょう。
□ものを減らし始めた目的を思い出す
□捨てることに迷ったら無理に捨てず代案を検討する
□他人にも他人の価値観があることを強く意識する
□断捨離をする暇がないくらい夢中になれることを見つける
それぞれについて簡単に解説します。
ものを減らし始めた動機や目的を思い出す
あなたが断捨離を始めたきっかけは何でしょう。
「部屋が散らかっていた」「家事を楽にしたい」「節約したい」
人によって様々なきっかけがあったと思います。
捨てることが目的にならないようにするためにも、ぜひ初心を思い出してその手段として断捨離を活用しましょう。
くれぐれも、捨てることに夢中になりすぎないように気をつけてください。
捨てることに迷ったら無理に捨てず代案を検討する
捨てるものを判別していると、捨てたいけど捨てると生活に支障が出るかもしれないものってありますよね。
そんなときは、無理に捨てずに代案を考えてみましょう。
他のもので代用できることがわかれば、捨てても後悔しないと判断できます。
迷ったら、とにかく手放す前に別の手段を考える癖をつけましょう。
参考
日用品を減らしたい方、「もったいない」が邪魔して断捨離を進められない方は、以下の記事も参考にどうぞ。
他人にも他人の価値観があることを強く意識する
他人の物量が気になってしまうのは、自分視点で他人の生活を見ているからです。
他人には他人の視点とライフスタイルがあります。
あなたにとってどう感じるかではなく、その人にとってはそれが正解なんだなと思える柔軟性を持ちましょう。
あなたはあなたの生活に集中していればそれで良いのです。
断捨離をする暇がないくらい夢中になれることを見つける
断捨離に夢中になりすぎている自覚があるのであれば、断捨離以外のことに目を向けてみましょう。
例えば、趣味や資格の勉強、掃除などでも構いません。
断捨離脳に切り替わる暇がないくらい行動量を増やすことで、断捨離と程よい距離をおくことができます。
恋愛と同じで、相手(断捨離)に執着してしまうと上手くいかなくなるものですよ。
断捨離で快適な暮らしを手に入れよう!
断捨離は、目的のために正しく活用することで初めて快適な生活へと直結します。
もし捨てることに夢中になっている自覚がある場合は、今回お伝えしたことを意識して断捨離と正しく向き合いましょう。
断捨離であなたの生活がより豊かになれるよう、応援しています。