こんな疑問に答えます。
この記事を書いている人
私は中度のHSPです。自分の気質に気付いてから人間関係を見直し、気疲れしない良好な人間関係を築けるようになりました。
もし自分のHSPを自覚していて、どういう人と合うのか合わないのかを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
良い人間関係を築くきっかけになれたら嬉しいです。
HSPと最も相性が良い人は素直で純粋な人
結論から言いますと、HSPと最も相性が良いのは素直で純粋な人です。
「優しい人じゃないの?」「気を使える人は?」というお話はこの後にしますので、まずは素直で純粋な人とHSPがなぜ最も相性が良いのかについて、解説していきます。
素直で純粋な人はHSPに無駄な思考を使わせないから相性が良い
なぜHSPと素直で純粋な人の相性が良いのかというと、HSP特有の勘違いによる自己判断を避けることができるからです。
HSPは察する能力には長けていますが、それを真実だと勝手に思い込む悪い癖があります。
しかし素直で純粋な人は、自分の感じたことや考えをストレートに表現してくれるので、HSPが変に勘違いすることがなくなります。
なにより、素直で純粋な人は気を使ってそう振舞っているわけではなく、素が少年少女のようにピュアだということがポイントです。
そんな素直で純粋な人の前では、HSPでもわざわざ相手の思考を読み取ろうとする必要がありません。
またネガティブな感情を引きずることがないので、ネチネチしていないのも素直で純粋な人の良いところです。
HSPが勝手に思い込みで落ち込んでいるときでも、深刻に捉えない素直で純粋な人の言葉に、HSPは自分1人で勝手に落ち込んでいることに気づくことができます。
思考の深さの違いが障害になる心配は不要。むしろお互いの不足部分を補い合える
HSPが物事を深く考えるのに対し、素直で純粋な人は自分が感じたものや見たものをそのまま受け取ります。
そのため、HSPが気づけることに気づけなかったり、詰めが甘いような印象を受ける人も少なくないはず。
ところが、それがHSPとの関係性の障害になることはまずありません。
むしろHSPはそうした考えすぎない直感的なタイプの人との関係の方が長続きします。
HSPが考えすぎて思考をマイナスに傾け始めたときに、直感的な考えを示してもらえると、不必要に考えすぎているという客観的な状況判断ができるようになるからです。
逆に素直で純粋な人はHSPの思慮深さに感心する傾向があるようです。
要するに、お互いがお互いの短所となり得る部分を補完し合うことができる関係だと言えます。
総合的に判断して、HSPの弱点を引き出さない素直で純粋な人との相性は最強!
ここまで色々とお話してきましたが、要するにHSPの最大の弱点であるネガティブな思考を引き出さずに済む素直で純粋な人がHSPにとって相性抜群だということです。
弱点は克服するのではなく、弱点にしない環境を作る方が結果的に弱点の克服への近道です。
HSPで合う人をお探しの方は、ぜひ素直で純粋な人と関係を築くことをおすすめします。
HSPと相性の良い人の特徴【7選】
素直で純粋な人の他には、HSPはどんな人と相性が良いのでしょうか。
HSPである私の体感も含めて、ざっくりと7つの特徴をご紹介します。
自分の周りにいるかどうか、改めてチェックしてみてください。
- 異なる価値観も否定せず理解を示せる人
- 楽観的で明るいポジティブな人
- 感情の起伏が少なくイライラしない人
- 共感力や協調性がある人
- 選択肢を与えてくれつつ決断してくれる人
- 自分の時間を持っている人
- 向上心がある人
以上の7つです。
順番に解説していきましょう。
異なる価値観も否定せず理解を示せる人
HSPは否定されることがとにかく苦手です。
相手に悪気はないと分かっていても、否定されると反射的に傷つき深刻に悩んでしまいます。
ですので、考えや言動を完全に肯定はしてくれなくても、「そういう考えもあるよね!」といったん受け入れてくれるような人には居心地の良さを感じます。
楽観的で明るいポジティブな人
HSPは根本的にネガティブな人が多いです。
そのため同じように悲観的な人といるとさらに落ち込んでしまう傾向があります。
明るくて元気なひょうきんタイプの人といると、HSPはネガティブな部分が引き出されにくくなるため、気分の安定につながります。
感情の起伏が少なくイライラしない人
HSPは人の感情の動きに敏感です。
そのため感情の波が激しい人と一緒にいると、常に気持ちが乱れて心が休まりません。
またイライラされようものなら、一瞬で不安に押しつぶされそうになります。
逆に自分の感情をコントロールできる、穏やかで落ち着いた人といるとHSPは気疲れせず安心感を感じられますよ。
共感力や協調性がある人
HSPは感情的に物事を判断する傾向があります。
そのため論理的に正論を並べられると、攻撃されているような気持ちになることがあります。
自分の感情に共感してくれる、寄り添ってくれるような人といることで、自分を理解してくれているという安心感を得られます。
選択肢を与えてくれつつも決断してくれる人
HSPは自分で考えたいという性質を持っている一方で、決断するのが苦手です。
勝手に物事を進められることも嫌うので、できれば自分で悩んで決めたいという思いは持っています。
選ばせてくれるけど決められないときは決めるのを手助けしてくれる、そんな気遣いのできる優しい人といるとHSPは居心地の良さを感じるでしょう。
自分の時間を持っている人
相手に合わせるだけでなく、自分の時間を優先できる人ともHSPの相性は良いです。
HSPはつい自分を犠牲にして相手に合わせようとしがちですが、自分の時間をしっかりと優先してくれる相手の前では、HSPも自分の時間を優先しやすくなるからです。
誘いを断りにくいときも、普段から無理なときは無理だとしっかり断ってくれる相手であれば、自分も断りやすいですよね。
向上心がある人
HSPは後ろ向きな人と一緒にいると疲れてしまいます。
逆に向上心を持って前向きに何かに取り組んでいる人と一緒にいると、自分も頑張ろうと元気をもらえます。
HSPは接する人の影響を受けやすいので、「こうなりたい!」と思えるお手本になるような人と一緒にいることで、徐々に憧れの人の性質に近づいていくことができますよ。
HSPと相性が良くない人の特徴【7選】
逆にHSPと相性が良くない人も知っておきたいという方はこちらもご覧ください。
基本的には、相性が良い人の反対だと思ってもらえれば間違いないです。
こちらも7つご紹介します。
- 自分の価値観を強要する人
- 悲観的で暗いネガティブな人
- 感情の起伏が激しくイライラしやすい人
- 自己中心的な考えの人
- 人を都合よく利用する人
- テンションが高すぎる人
- 強いHSP気質を持っている人
順番に解説していきますね。
自分の価値観を強要する人
HSPは否定されることが苦手なうえ、共感力があるので常に広い視野を持ちたいと思っています。
そのため自分以外の価値観に理解を示せない人や、それを強要してくる人とはなるべく関わりたくないはずです。
「そうじゃない!」「なんで分からないの?」と否定的な言葉を投げられないよう、自分の価値観を正義だと考える人とは距離を置くのが良いでしょう。
悲観的で暗いネガティブな人
HSPは自分自身がネガティブな感情に陥りやすいため、同じようなタイプの人といるとさらにネガティブになっていきます。
特に自分が落ち込んでいるときには、なるべく不安定な感情の人のそばには近づかないようにしましょう。
感情の起伏が激しくイライラしやすい人
HSPは人の感情の動きに敏感なため、感情の起伏が激しい人と一緒にいると心が疲弊します。
特に怒りやすい人はHSPの自己肯定感を下げる原因にもなるので、イライラしている人とは距離を置くのが良いでしょう。
自己中心的な考えの人
他人に気を配るHSPにとって、自己中心的な人はとても厄介な存在です。
自己中心的な人は自分が良ければ相手がどう思おうと関係ないと考えるので、HSPが近づくと振り回されやすいです。
近づかなければ大きな影響は受けませんので、距離を置ける場合はできるだけ関わりを持たないようにしましょう。
人を都合よく利用する人
HSPは常に周りに配慮して行動することもあり、誰かのために何かしたいと考える人も少なくありません。
ただ、世の中にはそういう優しい人を都合よく利用しようとする人がいることを忘れないでください。
「自分がしてあげたいからしてるんでしょ?」なんてとんでもない口実をつけて、断るのが苦手なHSPをとことん使い倒そうと考える人は意外にもたくさんいるんです。
利用されていると気づいたら勇気を出して断って、今後はあまり関わらないようにしましょう。
テンションが高すぎる人
HSPはポジティブな人といるとその影響を受けて自分もポジティブになりやすいです。
ただ、あまりにも元気が良すぎる人といるとそのテンションについていけず気疲れしてしまいます。
自分にとって負担にならない程度に明るい人と一緒にいるのがおすすめです。
強いHSP気質を持っている人
HSP同士はお互いの気質を理解していれば支え合うこともできます。
ただ、相手のHSP強度によっては一緒にネガティブな感情に引きづり込まれる可能性があるので要注意です。
HSPを自覚していて、かつ前向きに気質と向き合っているHSP同士は相性は良いです。
HSPが恋人を作るなら相性の良い素直で純粋な人がおすすめ
最後に、素直で純粋な人を恋人にするとHSPにとってとても居心地が良いですよというお話をしたいと思います。
どんな恋愛でも、自分の弱さと向き合う必要があることに変わりはありません。
大事なのは、先ほども述べたようにその弱さをなんとかして克服するのではなく、弱さが出やすい状況を避けることです。
つまり、自分の弱さに落ち込まなくて済むような相手とお付き合いするべきであるということです。
HSPの考えすぎるという弱さをカバーしてくれる人、それが素直で純粋な人なんです。
私もかつて、素直で純粋な人とお付き合いしていたときがありました。
行動力のある優秀な方とお付き合いしていたときもありましたが、自己中心的でイライラされることが多く、私が素を出せずに疲れてお別れしました。
それに比べて、素直な元彼の前では遠慮なく素を出して甘えることができていました。
以前は「もっと甘えて欲しい」とよく言われていたので、自分は甘えることが苦手なんだと思い込んでいたくらいです。
また、私が2人の関係に関して考えすぎて落ち込んでいるときにも元カレはいつもケロッとしていて、私が勝手に深刻になっているだけだったんだと気づくことができました。
以前ちょっとしたことで不安になり別れ話のような雰囲気になってしまったときにも、「びっくり!どうしたの〜?」と彼は全く深刻に捉えてはいませんでした。
なんだか、1人で勝手に不安になって落ち込んでいる自分が恥ずかしくなりましたね…(笑)
こんな感じで、その元カレとはとても安心してお付き合いを続けることができていました。
もし今の恋人と上手くいっていない方や、これから新しい恋人を見つけたいという方は、ぜひ素直で純粋な人を探してみてはいかがでしょうか。
これまでの不安やモヤモヤが嘘のようになくなるはずです。
もちろん、恋人に限らずどんな関係でも素直で純粋な人とHSPは安定的なお付き合いができる良い関係を築けます。
ぜひ今の人間関係に疲弊しているという方は、身近に素直で純粋な人を見つけてみてください。