服に使うお金・時間・エネルギーに疲れを感じ始めた方へ。
次のようなことで、悩んだ経験はありませんか?
□クローゼットが着ていない服で溢れている
□服を衝動買いして後悔しがち
□服を選ぶ時間にストレスを感じる
本記事では、服に対して上記のような悩みを持つ方へ向けて、「服を買わない」ことで得られるメリットについて解説しています。
服に悩まされるすべての方にとって、「服を買わない」ことは生活の質を向上させるヒントになるはずです。
無理なく続けられるコツもご紹介していますので、これを機に、ぜひ服との付き合い方を見直してみてはいかがでしょう。
もくじ
服を買わない生活で得られるメリット
これまで当たり前のように、物欲に任せて、あるいは気が向けば服を購入していた方にとって、「服を買わない」生活は想像しただけで不安に感じるかもしれません。
生活や習慣が変化するのですから、不安に感じるのも無理はありません。
しかしその不安は、新しい生活スタイルを想像できていない、あるいは知らないために感じている不安である可能性が高いです。
そこでまずは、服を買わないことで暮らしにどんなメリットがあるのかを改めて確認してみましょう。
具体的には、下記のようなメリットが実感できるはずです。
□「着る服がない」問題が解消する
□衝動買いが減り、無駄遣いをしなくなる
□毎朝、服選びで悩まなくなる
□手持ちの服で十分だと気づける
□自分がよく着る服の傾向がわかり、買い物での失敗が減る
順番に解説していきますので、ぜひ前向きに服を買わない生活を想像してみてくださいね。
「着る服がない」問題が解消する
クローゼットが服で溢れかえっていても、「着る服がない」と感じている方は多いです。
実際、先進国ではほとんどの人がワードローブの20%程度しか着ていないとも言われています。
服を買わない生活は、着ていない服を洗い出すのにとても効果的な手段です。
着ていない服が明確になれば、おのずと着ている服も明確になり、ワードローブにはお気に入りの服だけが残ります。
結局たくさんの服を所持していても、着たいものがなく悩んでいるのでは本末転倒ですよね。
買わない生活で手持ちの服と徹底的に向き合って、「着る服がない」問題を解消しましょう。
衝動買いが減り、無駄遣いをしなくなる
服を買わない生活を始めると、当然ながら衝動買いもしなくなります。
衝動買いの多くは、物欲による「反射的な欲求」です。
その証拠に、今まで衝動買いしてきた洋服たちがタンスの肥やしになっているはず。
服の衝動買いに無駄なお金をかけるのは、「買わない生活」で卒業しましょう。
毎朝、服選びで悩まなくなる
服を買わなくなると、手持ちの服が増えなくなるため、今ある服の中からコーディネートを組むようになります。
すると、「このトップスにはこのボトムスが合う」といった組み合わせが明確になり、通勤・通学前やお出かけ時の服選びに迷う時間が減ります。
服を買わないようにするだけで、服にかけていた時間を大幅に節約できるのです。
時間を有効的に使いたい人にとっても、服を買わない暮らしはメリットが大きいですね。
手持ちの服で十分だと気づける
服を買わずにしばらく生活してみると、意外と手持ちの服だけでも困らないことに気づきます。
「足るを知る」とは、まさにこのこと。
今持っている服で生活に支障がないとわかれば、これまでどれだけ必要のない服を買い足してきたのか自覚できるでしょう。
「なんとなく必要に感じて買っていたけど、結局一度も出番がなかった…」
そんな悲劇を繰り返さないためにも、服を買わずに暮らすことを前向きに捉えることが大切です。
自分がよく着る服の傾向がわかり、買い物での失敗が減る
新しく服を買わずに、今ある服で着まわすようになると、自分がどんな素材・形の服を好んで着ているのかが見えてきます。
服を購入するときは、自分がよく着ている服を思い出して選ぶことで、買い物での失敗を避けられるでしょう。
どんなに一目惚れした服でも、自分に似合わなかったり、どこか不満を感じたりするような服は「買わない」のが正解です。
服を買わない生活を続けるコツ
服を買わない生活のメリットについて、なんとなく想像できたでしょうか。
ここからは、服を買わない暮らしを続けるためのコツについてご紹介します。
これまで物欲に勝てたことがないという方にも、今回ご紹介する方法はかなり有効です。
「自分にはできないかも…」という先入観を払拭して、ぜひ前向きにチャレンジしてみてくださいね。
今回は、下記5つのコツについて解説します。
□服を買わない期間を設定する
□ファッション関連の情報を見ない
□「必要」と「欲しい」を区別する
□服の系統や色を限定する
□TPOに対応できるワードローブを目指す
ぜひビビッときたものから、習慣として生活に取り入れてみてください。
服を買わない期間を設定する
「服を買わない生活」を実践する前に、具体的にどのくらいの期間買わずに生活するのか目標を立てましょう。
いきなり高い目標を設定すると挫折しやすいので、まずは現在の買い物頻度から考えて、達成できそうな目標にするのがコツです。
例えば、以下のようなイメージで設定します。
▶︎ 2週間・・・現在の買い物頻度が1週間に1度の方におすすめ
▶︎ 1ヶ月間・・・現在の買い物頻度が1か月に1度の方におすすめ
▶︎ 3ヶ月間・・・毎シーズン新しい服を買ってしまう方におすすめ
▶︎ 6ヶ月間・・・買い物頻度は高くはないが、衝動買いのクセがある方におすすめ
▶︎ 1年間・・・それなりに物欲はコントロールできるが、服の量をさらに減らしたい方におすすめ
上記を参考に、現在の買い物頻度にあわせて、徐々に期間を伸ばしてチャレンジしてみましょう。
ファッション関連の情報を見ない
物欲に負けて服を買いがちな方に絶対に実践していただきたいのが、「ファッション関連の情報を見ない」ことです。
今は店頭だけでなく、雑誌・SNS・ネット通販などでファッションの最新情報が流れてくる時代です。
まったく買う予定がなかった服でも、目に留まってしまえば確実に「欲しい!」と感じる可能性は高まります。
しかし逆に言えば、そうした情報さえ見なければ、欲しいという感情は湧いてきません。
よくファッション関連の情報を見てしまう習慣のある人は、服を買わないと決めた期間中だけでもよいので、そうした情報を徹底的に遮断してください。
服を買わない暮らしは、情報を見ないようにするだけで自然と浸透していきますよ。
「必要」と「欲しい」を区別する
服を買わない生活を維持するためには、ニーズ(必要性)とウォンツ(物欲)を分けて考える必要があります。
そこでおすすめしたいのが、意識的に「これは物欲による欲しいなのか?それとも生活に必要だから欲しいのか?」という自問自答です。
これを繰り返すことで、自然と物欲が沸いたときに制御機能(自問自答)が働くようになります。
服に限らず、「買わない生活」にはこのニーズとウォンツの区別が非常に重要なカギとなることを覚えておくと良いでしょう。
服の系統や色を限定する
服を買わない暮らしを定着させるためには、自分がよく着ている服の系統を把握し、「服のパターンを限定化」することが効果的です。
差し色として買ったアイテムも、なんとなくバリエーションが必要な気がして揃えた服も、結局似合わなかった…なんてことよくありますよね。
要するに、めったに着ない色・デザインの服にわざわざ挑戦する必要はないのです。
むしろ、服が増え続ける大きな要因の一つにさえなり得るのですから。
たとえ同じような服でも、頻繁に着ているのであれば、それがあなたにとって心地よい服なのです。
服のパターンを限定化して服選びの選択肢が減らせれば、自然と服を買う頻度も減ってくるでしょう。
TPOに対応できるワードローブを目指す
服はTPOに合わせて選ぶのが、社会人としての常識であり礼儀です。
そのため、服を買わない期間中は、ワードローブを見直してTPOに適切な服がそろっているかどうかを確認してみましょう。
もしカジュアルなものばかりに偏っていた場合などは、買わない期間終了後にきれいめな服もそろえると良いでしょう。
その後は、必要十分な服がそろっているはずですので、買い替えの際にしか新たに服を買う必要はなくなります。
普段から、TPOを意識した服選びができるようになるのが理想ですね!
「服×断捨離」の関連記事
最後に、「服を買わない生活」に関連して、服を減らしたい方に向けたおすすめ記事を3つご紹介します。
服の断捨離に興味がある方は、ぜひ気になる記事をチェックしてみてください。
きっと今の悩みを解消するヒントになるはずです。
服を買わない生活で、日々の暮らしを整えませんか?
さて今回は、服を買わない生活で得られるメリットと服を買わない暮らしを続けるコツについてご紹介しました。
一人でも多くの方が、「買わない生活」でゆとりある暮らしを実現してもらえたら嬉しいです。
それでは、今日はこの辺で。