厚さ1.2cmに折りたためる超軽量LEDソーラーランタン「CARRY THE SUN(キャリー・ザ・サン)」は、そのパッカブル性の高さから、多くのキャンパーや登山家に愛用されています。
太陽光充電タイプのランタンということもあり、防災用として購入を検討している方もいるのではないでしょうか。
そこで気になるのが、「太陽光充電って、めちゃくちゃ時間かかるんじゃないの?」ということですよね。
今回は、そんな気になる充電時間や明るさの実用性について、使ってみた正直な感想をご紹介します。
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日照時間の短い雪国で、1年間使ってみました!
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この記事は、以下のような方におすすめです。
□ソーラーランタンの充電性能が気になる
□キャリー・ザ・サンの明るさが実用的か知りたい
□キャリー・ザ・サンのサイズ・カラー選びで迷っている
それでは、どうぞ。
もくじ
「キャリー・ザ・サン」の種類とスペック
キャリー・ザ・サンはサイズや光色の選択肢が豊富のため、購入時に迷う方もいるでしょう。
そこで、各サイズのスペックについてまとめてみました。
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参考までに、キャリー・ザ・サン愛用者の私がミディアムのウォームライトを選んだ理由もご紹介します。
ミディアム/スモール/レインボー【スペック比較】
Medium | Small | Rainbow Medium | |
サイズ(使用時) | 11×11×11cm | 8.8×8.8×8.8㎝ | 11×11×11cm |
サイズ(収納時) | 21×11×1.2cm | 17×8.8×1.2㎝ | 21×11×1.2cm |
重量 | 86g | 57ℊ | 86g |
ライトカラー(光色) | Warm Light / Cool Bright | Warm Light / Cool Bright | 赤、オレンジ、黄、緑、青、パープル、白の7色 |
ベルトカラー | Black / White | Black / White / Orange | White |
明るさ | LED10灯 弱|10ルーメン 中|20ルーメン 強|100ルーメン | LED6灯 弱|15ルーメン 強|30ルーメン | LED10灯 赤|16ルーメン オレンジ|25ルーメン 黄|38ルーメン 緑|25ルーメン 青|8ルーメン パープル|26ルーメン 白|45ルーメン |
点灯時間 | 弱|72時間 中|42時間 強|10時間 | 弱|15時間 強|10時間 | 赤|7時間 オレンジ|6時間 黄|5時間 緑|15時間 青|13時間 パープル|5時間 白|3時間 |
充電方法 | ソーラー充電(太陽光充電) | ||
フル充電にかかる時間 | 直射日光で7~9時間 | 直射日光で5〜7時間 | 直射日光で7~9時間 |
充電残量インジケータ- | あり | なし | あり |
バッテリー・寿命 | リチウムポリマー電池(1,200mAh) 約500回充電可能 | リチウムポリマー電池(600mAh) 約500回充電可能 | リチウムポリマー電池(1,200mAh) 約500回充電可能 |
素材 | PET・PVC ヨットの帆に使われる三層構造の耐UV糸素材を使用 | ||
防水防塵性・耐性 | IP67取得 JIS 規格準拠落下テスト実施 | ||
使用スタイル | 吊り下げ型、置き型 |
ミディアム、スモール、レインボー、いずれも電源ボタンを押す回数で以下のように明るさ(レインボーの場合は色)を調整できます。
ミディアム
1回|充電残量インジケーター(5秒間点灯)
2回|弱
3回|中
4回|強
5回|点滅
6回|消灯
スモール
1回|弱
2回|強
3回|点滅
4回|消灯
レインボーミディアム
1回|充電残量インジケーター(5秒間点灯)
2回|赤
3回|オレンジ
4回|黄
5回|緑
6回|青
7回|パープル
8回|白
9回|色が変わる自動モード
10回|消灯
ミディアムのウォームライトを選んだ理由
私はミディアムのウォームライト(ホワイトベルト)を選びましたが、その理由は以下の通りです。
□充電残量がわかるから(ミディアムを選んだ理由①)
□災害時に光が長持ちするから(ミディアムを選んだ理由②)
□間接照明として使いたかったから(ウォームライトを選んだ理由)
太陽光での充電は、天候によって大きく左右されます。
そのため、使用中の充電切れを防ぐために、充電残量の確認ができるミディアムサイズを選びました。
スモールサイズは充電残量を確認するインジケーターがついていないので、購入時には注意が必要です。
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また、ミディアムは最大点灯時間がスモールの4.8倍ほど長く、災害時に悪天候で充電できない日があっても安心です。
重さもスモールと比べて29gしか変わらないので、よっぽどコンパクトさにこだわらない限りは、高性能なミディアムを選んで間違いないでしょう。
光色は、間接照明として使いたかったのでウォームライトを選びました。
オレンジ味が強くなく、薄めの暖色なので読書などちょっとした作業をする際にも全く支障ありません。
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明るさに関しては、「強」にすると6畳の部屋を隅々まで照らしてくれるほどかなり明るく、「弱」は就寝時にちょうど良い優しい明るさです。
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ちなみに、ベルトカラーは迷ったら「ホワイト」がおすすめです。
ホワイトのベルトは光の広がりに干渉しないので、キャリー・ザ・サン本来の柔らかい灯りを楽しめます。
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就寝時の使用を想定していない場合であれば、部屋の照明と同じ感覚で使えるクールブライトを選んでも良いですね。
ただ、癒しを求めるのであれば、やはり暖色系のウォームライトを強くおすすめします!
充電されない?キャリー・ザ・サンを1年間使ってみた感想【口コミ検証】
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キャリー・ザ・サンの実用性には多くのユーザーが太鼓判を押していますが、中には低評価も。
特に多く見かけるのが、「充電されない…」という口コミ。
それもそのはず。
キャリー・ザ・サンは直射日光での充電を推奨しているため、日陰や窓越しではほとんど充電ができません。
実際に、窓越し充電と直射日光での充電量の違いを検証してみました。
結果をお伝えする前に、まずは充電方法に関する注意点を改めて確認しておきましょう。
充電方法に関する注意点
キャリー・ザ・サンは、太陽光でのみ充電可能です。
電池やUSBでの充電はできません。
また直射日光での充電を想定しているので、充電の際は以下の点に注意しましょう。
充電時の注意点(公式サイトに記載あり)
□天候や季節によっては、充電に9時間以上かかることもある
□日陰や曇り、室内灯ではほとんど充電できない
□太陽光は窓ガラスで反射するので、晴れた日でも窓越しの充電は時間がかかる
□車中などの高温になる場所で放置、充電はしないこと
□ライトは消灯して充電すること
また公式サイトでは、充電に適した10時〜15時の時間帯を目安に充電することを推奨しています。
充電中は充電残量インジケーターが点滅(ミディアムのみ)するので、設置したら充電できているかどうか必ずチェックしましょう。
ちなみにキャリー・ザ・サンは、使用していない場合でも電力を少しずつ自然消費します。
公式サイトによると、充電満タンの状態で1年保管した場合、約60%程度まで充電残量が減るそうです。
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いつ起こるかわからない災害に備えて、 天気の良い日は直射日光に当てて充電しておくと良さそうですね。
窓越し充電と直射日光での充電の違い
実際に窓越し充電と直射日光での充電量の違いを検証してみた結果、以下のようになりました。
【窓越しで充電】
1日窓際に設置 ▶︎▶︎▶︎ ミディアムを弱モードで3〜4時間使用できた(インジケーターに変化なし)
【直射日光で充電】
直射日光の当たるベランダに2〜3時間設置 ▶︎▶︎▶︎ ミディアムのインジケーターが1メモリ増加(使用可能目安:ミディアムの弱モードで約18時間使用可能)
窓越しでも、日光が当たればわずかですが充電はできるようです。
1年を通しての検証でわかったことは、季節に関係なく、直射日光に当てさえすればしっかりと充電できるということ。
キャリー・ザ・サンが充電されないことにお悩みの方は、「直射日光」を意識して充電スポットを探してみると解決するかもしれません。
キャリー・ザ・サンのおすすめ活用シーン【太陽光充電のメリットも】
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最後に、キャリー・ザ・サンのおすすめ活用シーンをご紹介します。
口コミやレビューを見てみると、以下のようにさまざまな場面で使われていることがわかります。
□登山
□キャンプ
□非常灯
□間接照明
□読書灯
□常夜灯
実際の使用場面から、照明としての実用性についてご紹介します。
登山、キャンプなどのアウトドア照明として
キャリー・ザ・サンは、プロの登山家も使用する本格仕様のソーラーランタン。
「防水使用」なので、雨天時にはもちろんお風呂場でも使用できます。
ただし、水に沈ませるのはNGです。
完全防水ではないので、その点は注意しましょう。
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中も防水仕様なので、横のエアーホール(空気穴)から水が入っても大丈夫です。
エアホールは本体をスムーズに折りたたむために必要な空気の逃げ道です。
不良品ではないので、安心して使ってください。
登山では、カラビナを使ってリュックに吊るしておくと、登っている間にも充電できます。
キャンプで使う場合は、外ではもちろんテント内のサブライトとしても活躍するでしょう。
ただし太陽光充電なので、天気が悪い日は充電が不十分になることも。
予備として、電池式のヘッドライトやUSB充電式のライトを準備して、使い分けると良さそうですね。
防災対策に非常灯として
「太陽を持ち運ぶ」という商品名の通り、キャリー・ザ・サンは電気を使わないエコなランタンです。
乾電池も使用しないので、ゴミも出ません。
そのため災害時には、本体と太陽光さえあれば照明として使えます。
「ながら防災備品」として、普段使いしながら停電に備えるという使い方もおすすめです。
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私も、日中に充電しておき就寝時に使用することで、ながら防災備品として活用しています。
間接照明、読書灯、常夜灯として
キャリー・ザ・サンは、光が柔らかく広がるのが特徴的なソーラーランタンです。
そのため、強い光が苦手な方でもインテリアライトや癒しグッズとして使うことができるでしょう。
玄関やバスルームでの間接照明、常夜灯としてはもちろん、読書のお供にも良いですね。
食卓で使う場合は、暖色のウォームライト。
読書で使う場合は、白色のクールブライト。
といった感じで、光色を用途に応じて使い分けると活用の幅がさらに広がりそうです。
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キャリー・ザ・サンは、家族や友人へのギフトとしても人気があります。
もしもの備えと日々の癒しを兼ねたアイテムとして、喜ばれそうですね。
キャリー・ザ・サンは、日常でもイベントでも活躍する便利アイテム。
実際に1年使ってみて、生活に彩り・癒し・安心感が増えたと感じます。
この記事が、購入を迷っている方の参考になれば幸いです。
それでは、今日はこの辺で。