このようにお考えの方へ、HSPの私がミニマリスト思考を持つことで生きやすくなったエピソードについてお話しします。
本記事の内容
⚫︎HSPはミニマリストに向いています
⚫︎HSPがミニマリスト思考を持つ3つのメリット
⚫︎HSPがミニマリスト思考を身につけるための具体的な方法
⚫︎HSPの私がミニマリスト思考により手放して本当によかったもの10選
昨今、必要最小限のもので生活する「ミニマリスト」が話題になりましたね。
同時に、そんなミニマリストと繊細なHSPの相性の良さに気づき始めた人も少なくないようです。
今回の記事では、HSPの私がミニマリスト思考を身につけたことで得られたものや、ミニマリスト思考を身につける具体的な方法についてお話しします。
ミニマリストに興味はあるけれど、なかなか実践するまでには至っていないというHSPさんにぜひ読んでいただきたい内容です。
本記事の信頼性
私はHSPです。これまでずっと生きづらさを感じてきましたが、ミニマリストという生き方を知り目指すようになってから、とても心が軽くなりました。
生きづらいと感じているHSPさんに届きますように。
もくじ
HSPはミニマリストに向いています
いきなり結論から言いますと、HSPはミニマリストに向いています。
視覚情報に敏感なHSPにとって、必要最小限のもので生活するミニマリストのような生き方は、視覚的な刺激が少ない生活の見本といっても良いでしょう。
ものが少ないということは、散らかる可能性があるものも少ないということです。
つまり、視覚的な刺激を根本から減らすことができるということですね。
HSPはミニマリストにならなくてもいい。まずは思考を身につけよう
ただ、多くの人が思うように、ミニマリストになるのは簡単ではありません。
ものを減らすという行為には、ものを買うとき以上にエネルギーを使うからです。
そこで私がおすすめしたいのは、ミニマリストになることよりも、ミニマリストの思考を身につけるということです。
ミニマリストの思考とはどういうことか、その思考を持つメリットとあわせて説明していきます。
HSPがミニマリスト思考を持つ3つのメリット
ミニマリストの思考とは、簡単に言うと「自分にとって本当に必要なものだけで生活する」ための思考です。
よくある勘違いとして、生活が不便になるほどものを減らした人をミニマリストと呼ぶ人がいますが、それは違います。
ミニマリストは、あくまでも「自分にとって必要でないものを必要でない分だけ手放した人」のことを言います。
一見ものが多いように見える人でも、それがその人にとって必要なものであれば、手放す必要はないのです。
不要なものを手放して必要なものだけを残し、好きなものやこだわりのものに囲まれて暮らす、それがミニマリストです。
ミニマリストが手放すものは、モノに限らずヒトやコトも含みます。
自分にとって必要な人間関係、自分にとって必要な出来事や体験以外は、できるだけ手放してシンプルに生きるのがミニマリストです。
そんなミニマリスト思考をHSPが身につけるメリットは、大きく分けて以下の3つです。
物理的なメリット
精神的なメリット
金銭的なメリット
それぞれ具体的に説明していきますね。
物理的なメリット
- ものが少ないため散らかりにくい=視覚的な刺激が少ない
- 片付けや掃除の時間をカットできる=時間に余白ができる
HSPがミニマリスト思考で不要なものを手放すと、上記のような物理的メリットが得られます。
ものが少ないことで視覚的な刺激を受けにくいことはもちろん、普段の片付け時間を短縮できるので、自由時間という余白が生まれます。
予定がびっしり詰まっていることを苦手に感じやすいHSPにとって、時間にゆとりがあることは大きなメリットになります。
精神的なメリット
- いつでも部屋が整っている=家で心からリラックスできる
- ものによる誘惑がなくなる=仕事や勉強に集中しやすくなる
精神的なメリットとしては、上記のようなものが考えられます。
不要なものを手放すことで、常に色々なことにアンテナを張りがちなHSPもアンテナを張る要素が減り、気持ちが楽になります。
またものを減らした分だけ誘惑も減るため、在宅ワークやテスト勉強なども捗るでしょう。
金銭的なメリット
- 手放すことで無駄な買い物が減る=貯金が増える
- ものを減らすと小さな部屋に引っ越せる=生活費の節約になる
ものを手放す金銭的なメリットは上記のようなものが考えられます。
ものを手放す習慣が身につくと、ものを増やさないように無駄な買い物まで減るという嬉しい効果があります。
そのため、自然と貯金できる金額が増えていきます。
またものが少ないと今よりも小さな部屋に引っ越しができるので、固定費の節約にもつなげることができます。
さらには音や光、空間に敏感なHSPの中には狭い部屋の方が居心地が良いと感じる方もいます。
そのようなHSPにとっては、部屋が狭いことで空間から受ける刺激も減らせるというメリットもあるでしょう。
HSPがミニマリスト思考を身につけるための具体的な方法
ここまで読んで、ミニマリスト思考を身につけたい!と思ったHSPのあなたは、次のステップに進みましょう。
まずは、必要でないものの手放し方の基本から説明しますね。
ものを手放す8つの方法
以下の8つのリストを参考にしながら、手放せるものを一つずつ手元に集めてみましょう。
- 誰が見てもゴミだと判断できるもの
- 同じ用途で複数あるもの
- 1年以上使わなかったもの
- いつか使うかもしれないけれど今は使っていないもの
- 過去に使っていたが今は使っていないもの
- 使わずに収納されていたもの
- 高価だったけれど使っていないもの
- 捨てられるかどうか悩んだもの
いかがでしょうか。
たくさん集まりましたか?
思ったよりも集まらなかったという人が多いかもしれません。
いきなり全ての項目に当てはまるものを手放すのは難しいと思いますので、最初はぼんやりと手放せそうなものに目星をつける程度でもOKです。
そしてできれば何度もこのリストを見直して、1日に1つずつでも良いので、ものと向き合う時間を作ってみてくださいね。
それでも手放せないあなたへ。手放すための8つのコツ
ここで、リストを参考にしてもものがなかなか手放せないという方のために、手放す際のコツも8つお伝えしておきますね。
頑張って1つでも手放してみましょう。
- 欲しいかどうかではなく必要かどうかで判断する
- 手放しにくいものは写真に撮って手放す
- 思い切って収納を手放す
- 手放すとき別の用途で使えないかどうかは考えないこと
- 手放すのがもったいないものはフリマアプリやリサイクルショップに出す
- 手放すか迷ったものは保留ボックスに入れておき生活に支障がなければ手放す
- 一つ買ったら一つ手放す
- 手放そうか何度も迷ったものは手放しても大丈夫
ここまで、ものを手放す具体的な方法についてお話ししてきましたが、実はものを手放す際に最も大事にしてほしいことがあります。
それは、ものに感謝をして手放すということです。
ものにはもちろん、ものを作ってくれた人や贈ってくれた人にも感謝を忘れないようにしましょう。
そうすると、ものを手放すことへの負担を軽減できると同時に、ものを大切に扱うようにもなります。
手放すのはあくまでも手段です。
手放すことの意味や目的を忘れないようにしましょう。
HSPの私がミニマリスト思考で手放して本当によかったもの10選
ここからは、HSPの私が実際にミニマリスト思考により手放してみて良かったものをご紹介します。
せっかくなので、モノだけでなくヒトやコトも含めてみました。
ということで、私が手放して良かったものベスト10はこちらです。
- 1年以上連絡をとっていない人の連絡先
- アウターやバッグ、下着などを含めた衣類
- 小物やストック用の収納ケース
- 出番の少ない化粧品
- アプリでもポイントが貯まる店のポイントカード
- 日用品の大量ストック
- あまり読み返さなかった本
- 行政からのお知らせハガキや学生時代の書類
- やりたくない仕事や苦手な仕事
- 行く気にならない飲み会
どうでしょうか。
衣類や化粧品、本などの他、連絡先や仕事、飲み会などもランクインしました。
これら10項目に関しては、手放せるものがないかどうかを定期的にチェックするようにしています。
これならできるかも!というものがあったら、あなたもぜひ勇気を持って手放してみてください。
HSPの私はものを手放して本当に人生が変わりました
ものを手放すことは簡単ではありませんが、私は手放すことで確かに人生が変わりました。
視覚的な刺激が減って楽になったことはもちろん、不要な意思力を使わなくなったことで気持ちに大きな余裕が生まれました。
まだものに囲まれて暮らしているHSPさんは、ぜひ今回ご紹介したミニマリスト思考を使ってものを手放してみてください。
きっと、あなたの今後の人生が大きく変わってくるはずです。
これからはHSPらしく、刺激を避けてゆるーく暮らしていきましょう。
最後に、ミニマリストについてもっと詳しく学びたい方には、こちらの書籍がおすすめです。
ミニマリストの先駆者とも呼べる、佐々木さんの大人気本です。
ここに、ミニマリストの本質が詰まっています。
多くの学びと驚きが得られる本書、買って損はさせません。
人生が変わります。
ぜひご一読ください。
今回は以上です。