この記事は以下のような方におすすめです。
□捨てるのが苦手でなんでも取っておきたくなる
□もったいないと思うとどうしても手放せない
□後悔したくないと思ったら断捨離できなくなった

私たち日本人は、幼少期の頃から「ものを大切にしなさい」と教えられて育ちました。
こうして植え付けられた過剰な「もったいない精神」は、物資が十分になかった時代から変わっていません。
私たちはいい加減、「捨てる」ことがもったいないのではなく「使っていない」ことがもったいないのだと気づくべきです。
□まだ綺麗だけど体型の変化で着なくなった服
□買ってから三日坊主でやめたダイエットグッズ
□自分には使いこなせなかった話題の便利グッズ
こうしたものを捨てられずにとっている人はきっとたくさんいるでしょう。
これらを手放せない理由は、「もったいない」という気持ちがあるからです。
本記事では、断捨離中に感じるこの「もったいない」を解消して、ものを手放す背中を押してくれる魔法の言葉をご紹介します。
片付けの手が止まってしまった方は、ぜひお役立てください。
参考
断捨離が進まない原因は「もったいない」だけではないかも。断捨離の手が止まったら試してほしいことをまとめた記事にも目を通してみてください。
ついでに、断捨離の手順も今一度チェックしておきましょう。
断捨離にブレーキをかける「もったいない」の中身

ものを捨てるときに感じる「もったいない」という感情。
具体的には、以下のような思考が原因になっています。
□まだ使えるから
□いつか使うかも
□ないと困るかも
□何かに使えるかも
□高かったから
皆さんも一つは心当たりがあるでしょう。
では上記の理由で「もったいない」と感じたとき、いったいどのように考えたらものを手放せるでしょうか。
ここからは、「もったいない」の壁を乗り越える考え方をご紹介します。
まだ使えるから
まだ使えるから捨てるのはもったいない。
そう感じたときは、今すぐ使い倒しましょう。
使い倒してボロボロになっても使い続けたいものであれば、無理に捨てなくても構いません。
ただ、使ってもいないのに「まだ使えるから」と取っておくのはNGです。
「まだ使えるもの」はすぐに出番を見つけて使ってあげることで、いつまでも増え続けるということがなくなります。
いつか使うかも
いつか使うかもしれないから捨てるのはもったいない。
そう感じたときは、そのいつかがこれまで何年もやってこなかったことを再認識してください。
「いつか」が具体的にいつなのか明確でないものに、そのいつかは永遠にやってきません。
やってきたときにはもうきっと、その存在を忘れて新しいものに手を出していることでしょう。
いつか使うかもしれないもので家中を埋めることに意味はありません。
いつか使うと思うなら、今すぐ使ってください。
手に取って使ってみることで、いつかの出番がいつまでもやってこない理由がはっきりするはずです。
ないと困るかも
ないと困るかもしれないから捨てるのはもったいない。
そう感じたときは、それがなくて困ったことがあるか思い返してみましょう。
今使っていないとしたら、きっと今あなたは困っているに違いありません。
しかしものというのは大抵代用が効くので、必ずそれでないといけないことはほとんどありません。
「ないと困るかも」と思ったら、他のもので代用できないか考えてみましょう。
何かに使えるかも
何かに使えるかもしれないから捨てるのはもったいない。
そう感じたときは、具体的に何に使えるのか考えてみましょう。
そして早速使ってください。
すぐには必要のないアイデアであれば、使う場所の近くに保管しておきましょう。
おそらく使うべきときが来ても、そのものの存在は思い出せないと思いますが。
もし実用的なアイデアが思い浮かばないのであれば、当然ですが「何かに使う日」なんて永遠にやってきません。
無理やりアイデアを絞り出したとしても、習慣になっていないことをするのには余程のやる気がないと無理です。
その絞り出したアイデアが、捨てないためだけのアイデアにすぎないことを自覚しましょう。

高かったから
高かったから捨てるのはもったいない。
そう感じたときは、元が取れるくらい今すぐ使い倒しましょう。
使いたいと思えないような高級品なら、それはただのタンスの肥やしです。
過去に費やしたお金・労力・時間を惜しんで、意味がないとわかっていても現状維持を選ぼうとする心理バイアスを「サンクコスト効果(コンコルド効果)」と言います。
もう取り返せないコストに気を取られタンスの肥やしを維持し続けるよりも、これからの生活を豊かにするために行動すべきではないでしょうか。
タンスの肥やしを増やし続ける人生は、もう終わりにしませんか。

「もったいない」を断捨離できる魔法のフレーズ【手放して大丈夫な理由】

ここまで読んでくれたやる気のある方へ、さらに「もったいない」を手放せる魔法の言葉をプレゼントします。
断捨離をしていると「とにかく捨てるべき!」と思うものですが、できればメリットだけではなく手放しても大丈夫だと納得できる理由が欲しいですよね。
「なるほど、確かにそういうことなら捨てても大丈夫だね!」
きっとそう感じてもらえる、ちょっぴり辛口なアドバイスをお届けします。
□「もの軸」から「自分軸」へ。判断基準の転換
□必要なものは「捨てようか」なんて迷わない
□「過去」に必要だったものが「今」必要とは限らない
□「時間ができたらやりたい」はいつから言ってる?
□あなたが捨てなかったとしても誰かが捨てることになる
□捨てる辛さを経験した人は無駄なものを増やさない習慣を手に入れる
□使わずにしまい込んでいることはもったいなくないのか?
□ものを置くスペースにも家賃を払っている
□捨てても大抵後悔しない。人間の忘れる力は半端ない
□他人の目線のためにあるものはいらない
ビビッときたものからじっくり読んでみてください。
「もの軸」から「自分軸」へ。判断基準の転換
もったいないから。思い出だから。貰い物だから。
そう言って、捨てない言い訳をしてはその責任をものに押し付けていませんか。
「もの軸」で断捨離をしようとすると、こういうことが起こります。
ものに同情する前に、「自分にとって」そのものにどんな価値があるのか、どんな役に立っているのかを考えましょう。
判断軸を間違えたままでは、ものを減らすことは非常に困難です。
これからは「自分軸」でものと向き合う習慣をつけましょう。
必要なものは「捨てようか」なんて迷わない
あなたにとって必要なもの、大事なもの、なくては困るものに対して「捨てようかな」と思ったことはないはずです。
つまり「捨てようかな」と思った時点で、そのものはあなたに使ってもらう役目を終えたということ。
なんとなくの「捨てようかな」が3回くらいあったものは、手放しても決して後悔しません。
感謝の気持ちと一緒に送り出してあげましょう。
「過去」に必要だったものが「今」必要とは限らない
去年ハマっていたシリーズの漫画本。数年前に気に入って着ていたワンピース。ずっと憧れていて3年前に買ったアコギ。
その当時の自分にとっては、どれもとても大切なものだったはず。
しかし今のあなたにとってはどうでしょう。
漫画は読み返していますか?ワンピースは着ていますか?アコギは弾いていますか?
「NO」の場合は、そのものたちはあなたのそばにいる役目を終えたということです。
かつての気持ちを思い返すと、どうしても愛着が湧いて手放しにくくなるものです。
しかし大切なのは「過去の自分の気持ち」よりも「今の自分の気持ち」。
断捨離をしなければと思ったのなら、その気持ちを優先してあげることが今のあなたにとって一番大切なことです。
今をより快適に生きるため、なんとなく捨てられずに取ってあるものたちに感謝とお別れを告げましょう。
「時間ができたらやりたい」はいつから言ってる?
時間ができたらやろうと思っている英語学習。ランニング。料理教室。
あなたの「やりたい」はいったいいつになったら叶うのでしょう。
時間は自然と増えるものではないので、自ら何かの時間を削って作る必要があります。
今の生活から何かを削ってまでやりたいことに、「時間ができたら」という前置きは普通つかないものです。
本当にやりたいことなのであれば、ぜひ今すぐ始めましょう。
できない言い訳を続けるのであれば、「時間ができたとき」のために取ってあるものたちは、これから先もずっとタンスの肥やしとしてあなたの生活スペースを奪い続けることになるでしょう。
あなたが捨てなかったとしても誰かが捨てることになる
ものを捨てることが環境の負担になることは誰もが知っています。
捨てることが悪だと思う気持ちもわかります。
しかしあなたが捨てなくても、あなたがいなくなったときにはあなたの家族や誰かがあなたのものを捨てることになるのです。
最近では50代から終活を始める人も多く、自分がいなくなった後の片付けを少しでも楽にしようと断捨離に挑戦する人が増えました。
あなたがどんなに捨てることを拒否したとしても、最終的には形あるものを壊さなければいけない日がやってきます。
その最後のときまでものを溜め続けるよりも、捨てる辛さを経験してこれからこれ以上ものを増やさない努力をした方が、環境のためにももののためにもなることは間違いありません。
ものにこれまでの感謝を伝えて、あなたの生活がより豊かに環境に優しくなることを願い手放しましょう。
捨てる辛さを経験した人は無駄なものを増やさない習慣を手に入れる
断捨離でものを手放すことに成功した人は、大きな反省とともに快適な生活を手に入れます。
その大きな反省からは、無駄なものを増やさないための習慣が生まれます。
一方で、捨てることを恐れてものを溜め込む生活を続けている人は、ものを大切にしているつもりで使わない不要なものを溜め込み続けます。
ものを大切にするということは、「捨てない」ということではありません。
「使ってものの役目をまっとうする」ということです。
ものを手放す苦労を経験してこそ、本当にものを大切できるようになることを肝に銘じておきましょう。

使わずにしまい込んでいることはもったいなくないのか?
捨てることがもったいないと感じるあなたに質問です。
使わずにしまい込んであることは、もったいなくないのでしょうか。
もの本来の役割を果たせていない(使っていない)ことこそ、もったいないとは思いませんか。
使っていないものを溜め込む代償は、想像以上に大きいです。
収納スペースが必要な上、ものが多ければそれだけ掃除の手間もかかります。
挙げ句の果てに、持っていることを忘れて新しいものを無駄に買ってしまうことだってあります。
捨てることが「もったいない」と思うのであれば、ぜひしまい込まずに使ってあげてください。
ものを置くスペースにも家賃を払っている
物置部屋にも家賃がかかっていることを忘れてはいけません。
使っていないものを保管しておくためだけに、あなたは月にいくら支払っていますか。
それらを断捨離できたら、もっと家賃の安い物件に引っ越すことも、趣味の部屋として憩いのスペースにすることだってできます。
物置部屋と化した場所は、断捨離中でもできるだけ見て見ぬふりをしたくなるものですが、いつまでもそうしているわけにはいきません。
あなたが溜め込んでしまったものたちと、あなたは労力と時間をかけて向き合う必要があります。
同じ過ちを繰り返さないことを胸に刻み、感謝とともにお別れしましょう。

参考
断捨離してもスッキリしない原因がわからない方に試してほしいこともご紹介しています。断捨離しているのにモヤモヤがなくならないと感じる方はぜひご一読ください。
捨てても大抵後悔しない。人間の忘れる力は半端ない
人間は忘れる生き物です。
ヘルマン・エビングハウスによって提唱された「忘却曲線(時間の経過と記憶の定着率をグラフ化したもの)」によると、人の記憶は1日経つと74%も忘れるそうです。
これはものに対しても例外ではなく、よほど記憶に残るようなものでない限り、手放しても持っていたことを忘れてしまうのが普通です。
つまりものを捨てて後悔するというのは、滅多に起きることではないのです。
もし後悔するようなものを捨ててしまったとしたら、断捨離の基準が間違っていた可能性が高いので、もう一度断捨離の手順や判断基準を見直すことをおすすめします。
他人の目線のためにあるものはいらない
誰しも無意識のうちに、「誰にどう見られるか」を気にしてものを選ぶことがあります。
当然、実際は誰がどう思っているかなんてわかるものではありません。
しかし「こう見られたい」という思いは必ず選択に直結します。
これは他人の目線を考えて自分のものを選ぶ行為です。
自分にとって他人の目線が大切なら構いませんが、「気にしている」のであれば話は別です。
どう見られたいかではなく、自分がどうありたいかという基準でものを選べるようになると、お気に入りのものに囲まれた暮らしが叶うでしょう。
「もったいない」を手放そう。断捨離の成功は小さな一歩から
断捨離中に感じる「もったいない」は、必ず誰しもが通る道です。
ミニマリストになった私でさえ、もったいないと感じて手放すことをためらうときはあります。
そういうときは、ここでご紹介した魔法のフレーズをいつも思い出します。
いつだって私たちは、ものためではなく自分のために環境を整える必要があると思うのです。
今の生活を変えたいと思うのであれば、勇気を出して行動しましょう。
「もったいない」お化けが襲ってきたら、魔法のフレーズを思い返してください。
きっとあなたの背中を押してくれます。
断捨離が成功して、あなたの人生がより豊かなものになることを心から応援しています。
参考
「これ以上捨てるものがない!」そんなときに確認してほしいポイントもご紹介しています。さらに断捨離を進めたい方は参考にどうぞ。