この記事は以下のような方におすすめです。
□断捨離の効果について知りたい
□スピリチュアルではなく合理的な断捨離の結果を見たい
□断捨離の効果を実感できない原因とやるべきことがわからない
これから断捨離を始める方、すでに断捨離をスタートさせている方。
皆さん気になるのが、断捨離の効果についてです。
ここでは風水やスピリチュアル、運気の上昇といった実態の知れない効果ではなく、もっと本質的なリアルな効果についてご紹介します。
私がミニマリストとしてものを減らしてきた過程で得た効果は、仕事・恋愛・暮らしすべてにおいて実感しました。
目的やビジョンを持って断捨離に取り組んでいる方のモチベーションにつながる内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。
断捨離をして感じた10の効果&変化
それでは、私が断捨離でものを減らして感じた効果&変化をご紹介します。
その前に私が手放したものについて知りたい方は、以下の記事もぜひ読んでみてください。
効果1|お金の使い方を見直すようになった
断捨離を始めてから、私は自分の消費行動を見直して家計管理を始めました。
お金の使い方を見直すと無駄な支出を削ることができ、自然と毎月の貯金額もアップ。
結果、生活水準を無理のない範囲で下げることに成功し、以前よりも行動力が格段に上がりました。
効果2|習慣による何となくの無駄遣いが減った
断捨離をしてお金の管理をするようになってから、無駄遣いになっていた無意識の習慣に気づきやめることができました。
出勤前にコンビニに寄っておやつを買ったり、休日に何となくお出かけして買い物をしたり。
そうした日々の習慣になっていた無駄遣いをやめたことで、自分にとって有益なお金の使い方ができるようになりました。
自分にとって本当に必要なものを必要十分なカタチで実現する力がついたのは、思わぬ断捨離の効果でした。
効果3|無意識の消費行動を促す社会の仕組みに気づいた
私たちは日々膨大な情報が行き交う中で生活しています。
テレビ、YouTube、雑誌、SNS、ニュースサイト。
こうしたメディア媒体から受ける情報は、私たち消費者の消費行動を促すように作られています。
当然、企業に踊らされている自覚はないかもしれませんが、企業側は心理学や脳科学の観点から、私たちの購買欲求を刺激する情報を作り込んでいるのです。
断捨離でものを減らし消費行動を見直してからは、こうした社会の仕組みに気づき、自分の意志とは関係なく購買欲求を掻き立てられていないかを意識するようになりました。
特に物欲を感じたときには、「欲しいから」ではなく「必要だから」買おうとしているのかをしっかり意思確認しています。
効果4|日常生活の小さな動作が減った
断捨離をしてものが少なくなると、ものに奪われていた時間が減りました。
なくしたものを探す時間や朝に服を選ぶ時間など。
ものが多いことでこんなにも無駄な時間を消費していたのかと、少しショックを受けました。
今はもののために割く時間は一切ありません。
効果5|面倒な掃除の手間(動作)が減った
断捨離をしてものが減ると、部屋がスッキリして掃除中にものを寄せる手間がなくなりました。
おかげでこまめに掃除をするようになり、家の中はいつでも綺麗です。
特に、絨毯を手放したことで掃除機をかける手間がなくなったのは思いがけぬ嬉しい効果でした。
夏は掃除機をかけるだけで汗だくになるので、掃除機は私にとって大仕事なのです。
今はクイックルワイパーでスイスイ拭き掃除をするだけで、あっという間に床掃除が完了します。
効果6|もの(情報・選択肢)から受けるストレスがなくなった
家の中のものが少なくなると、視覚情報が減るため目から入ってくるストレスも自然と減りました。
さらに服の数も減らしたことで、選択肢で悩むストレスもなくなりました。
ストレス関係で特に効果的だったのは、SNSの断捨離(スマホの整理)です。
なんとなく続けていたプライベート用のTwitterやInstagramをやめたことで、他人の人生を眺めて一喜一憂する小さなストレスとおさらばできました。
効果7|今の自分にとってプラスにならない人間関係を見直せた
歳を重ねるにつれ、周りの人間関係が変わっていくように、自分にとって必要な人間関係も変わっていきます。
私は断捨離をきっかけに、学生時代からの友人や前の職場の人たちとなんとなく保っていたつながりを断ちました。
気を遣う人や仕方なく付き合ってきた人たちと、一切関わらなくなったのです。
相手のことを思うと気まずくなることもありましたが、今の私にとって大切なのは、世間体でも他人の評価でもありませんでした。
なんとなくのつながりをストレスに感じていたことに、断捨離を始めてようやく気づいたのです。
効果8|自立した恋愛ができるようになった
私は社会人になってから初めてまともな恋愛をしたこともあり、恋愛に関しては依存体質な傾向にありました。
さらに付き合った相手の多くがケチで自己中心的な人だったこともあり、都合よく利用される関係を繰り返していました。
そんな中、断捨離でものを減らし身も心も軽くなってからは、客観的に自分の恋愛体質を把握できるようになっていったのです。
依存体質というものは簡単に改善できるものではありませんが、私は3年かけてようやく幸せな関係を築ける相手と出会いました。
お互いに思いやり、理解し合う努力を欠かさずに良好な関係を続けています。
断捨離なくして今の私はなかっただろうと心から思います。
効果9|辛い仕事を辞める決断ができた
ものを減らして生活水準を下げてからは、生活費も大きく削減できました。
断捨離を始めたばかりの頃、私は辛い仕事をやめたくて仕方ありませんでしたが、やめる勇気もありませんでした。
しかし断捨離のおかげで少ない生活費でもやりくりできる自信がついたことで、転職する決断ができたのです。
断捨離をしていなければ、ずっとその職場で消耗し続けていたかもしれません。
転職の原動力になってくれた断捨離に感謝です。
効果10|NOと言えるようになった
かつての私は、人の誘いを断れない人間でした。
友人に飲みに誘われると、気の乗らない飲み会でもなんとなく参加していました。
断捨離を始めてお金の管理をするようになってからは、自分が幸せにならないお金の使い方はやめようと思い、気の乗らない誘いはキッパリ断るようになりました。
すると周りも次第に誘わなくなってくるので、断る機会も自然と減ります。
今では自分が好きな人たちとだけ付き合うようになり、毎日充実した生活を送っています。
断捨離の効果をいち早く実感するための片付け手順
断捨離の効果を実感するためには、正しい手順でものを減らしていく必要があります。
手当たり次第に作業するのではなく、効率的に進めるためにもこの機会に以下の手順を覚えておきましょう。
- エリアの分割
- モノの選別
- スペースのものを全部出す
- 1年以内に使っている・使っていないを基準に分ける
- 使っていないけど手放せないものは保留ボックスへ
手順1|エリアの分割
断捨離は以下のようにエリア単位で進めると効率よく作業ができます。
□玄関
□リビング
□キッチン
□部屋
□洗面所
□浴室
□トイレ
同じエリアの中でも、さらに家具周辺ごとにエリアを細分化するのもおすすめです。
例えば、「テレビ台周辺」「ソファ周辺」など。
断捨離対象のエリアが狭いほど、ものが溜まるスペースも狭いので効果が見えやすいです。
手順2|モノの選別
断捨離するエリアを決めたら、次は以下の順番でものを選別していきましょう。
- いつか捨てる予定のゴミ
- 手間が大きいため捨てずに放置しているもの
- もったいなくて取ってあるけど使う予定が明確でないもの
- たくさん持っているもの
- 思い出のもの
- 収納用品
これらの中でも、「もったいなくて取ってあるけど使う予定が明確でないもの」は特に溜まりがちです。
このような「なくても困らないけどあったら使うもの」に関しては、今すぐ使って消費することをおすすめします。
もしくは使い心地を確かめたり代用できるものを見つけて手放すこともできるでしょう。
「いつか」「もしかしたら」「まだ」の呪縛から逃れるきっかけを掴みましょう。
手順3|スペースのものを全部出す
断捨離するスペースのものは、必要・不要関係なく全部出してから選別しましょう。
ものの量を把握すること、意識の外にあった不用品の発見にもつながります。
どんなに面倒でも不要なものはないと思っていても、必ず全部出して選別するクセをつけること。
それが断捨離成功のカギとなります。
手順4|1年以内に使っている・使っていないを基準に分ける
何を断捨離するにしても、1年以内に使っていないものはその後いくら待っても出番は来ません。
中には、持っていることを忘れて新しく購入してしまう人もいるでしょう。
オールシーズンで使わなかったものは、その存在を忘れてしまうくらい自分の生活には必要のないものなのです。
1年以上手をつけていないものは、勇気を持って手放しましょう。
手順5|使っていないけど手放せないものは保留ボックスへ
どうしても手放すかどうか迷うものがある場合は、保留ボックスを活用してください。
ただし、保留する場合でも必ず期限を設定しておきましょう。
なくても生活に問題がなかったものは、期限後に手放しても大丈夫です。
すでに断捨離を始めている方には、以下の記事もおすすめです。
非常に有益な内容になっていますので、断捨離の手が止まったらまずは目を通してみてください。
再び片付けの手を動かすきっかけになるはずです。
今の生活にモヤモヤがあるなら断捨離をする価値アリ。
断捨離を始めるきっかけや目的はさまざまです。
もし今の生活にモヤモヤとした不安・不満・ストレスを感じている方は、ものを減らすことで何か変化を感じるはずです。
私の場合は、嫌な仕事を辞めるためその後の生活水準を下げることを目的に断捨離を始めました。
実際にものが少ない生活を始めてみると、節約効果だけでなく日々の小さなストレスがなくなっていったことを実感できました。
自分が気づかないうちに、ものからストレスを受けていたことに気づけたのも断捨離のおかげです。
今あなたに変えたい何かがあるなら、断捨離に取り組む価値は大いにあるでしょう。
断捨離の効果をぜひご自身でも体感してください。