こんなお悩みに答えます。
この記事を書いている人
私はHSP気質の人間です。
昔は友達も決して少なくない方でしたが、その関係が自分の負担になっていると気づいてからは付き合いを減らしました。
今でも付き合いのある友達なんて数人しかいませんし、ぶっちゃけ親友もいません。
でも以前より毎日ハッピーに生きています!
「HSPだけど友達が欲しい」「友達がいないことに不安を抱えている」
そんなあなたが、良好な人間関係を築く方法と友達の必要性について改めて考えるきっかけになれば嬉しいです。
もくじ
HSPが友達が少ないと感じる3つの理由
HSPが友達が少ないと感じる理由は3つあります。
- 人と接することに不安があるうえ、人に気を使うのがしんどいから
- 自分の意見を言えないため、何を考えているのか分からない人になっているから
- 人と比較して自己肯定感が落ちやすく、つい人を避けてしまうから
ぜひご自分と照らし合わせながら、読んでみてくださいね。
それでは順番に解説していきます。
①人と接することに不安があるうえ、人に気を使うのがしんどいから
HSPは無意識に相手の声や表情、雰囲気などから相手の考えや感情を読み取ろうとします。
その読み取った情報が正しいとは限らないのですが、HSPはどちらかというとマイナスな印象で情報を読み取る場合が多いです。
そのため、いちいちその情報ばかりが気になってしまい、話は上の空という方も多いはず。
実は、それが原因で人付き合いに苦手意識を持つHSPはたくさんいます。
自分のマイナスな勘を簡単に信用しないようにすることが大事です。
それが自分を守る手段になることは覚えておきましょう。
②自分の意見を言えないため、何を考えているのか分からない人になっているから
HSPは自分の気持ちや考えを素直に言葉や行動にすることが苦手です。
そのため、「何を考えているのか分からない」と思われたり、思考がグルグルして会話がぎこちなくなり「話が続かない」と思われることも。
もしかしたらそれが原因で、周りの人たちに距離を置かれているような気がするというHSPもいらっしゃるのでは。
ただ実際に距離が置かれているかどうかは、HSPである自分自身の判断は信用しない方が良いです。
先ほども言った通り、マイナスな方向に考える場合が多いので。
客観的な判断ができる第三者がいる場合は、一度その人に聞いてみるのが良いでしょう。
③人と比較して自己肯定感が落ちやすく、つい人を避けてしまうから
HSPはつい誰かと比較してしまいがちです。
そのため、自分より優秀な部分を持っている人と関わると、劣等感を感じて自己肯定感を下げてしまうことがあります。
自分より優秀な人なんていくらでもいるんですがね。
それを分かってはいるのになぜか落ち込むのがHSPです。
そうやって自己肯定感を下げているうちに、人と関わるのが嫌になったというHSPも少なくないようです。
ちなみに、私が人と比較して落ち込んでいると自覚したときは、その人の優秀さを素直に認め、できるだけその相手の良い面を吸収する努力をしています。
だって悲観的になるくらいなら、その人の良いところを真似して自分に取り入れた方が自分の糧にもなるので。
ぜひ人と比較してしまったときには、この考えを取り入れてみてください。
HSPの私が友達をリセットした理由
HSPが友達が少ないと感じる理由は、先ほどお伝えした理由の他にも人によって様々あると思います。
ちなみに私はというと、一緒にいて疲れるような人と付き合いを続ける理由はないと思ったことが理由で友達を手放しました。
具体的には、次の3つの理由で友達と距離を置くことにしました。
- 周りに馴染めないのに馴染んでいるふりをすることが苦痛だったから
- 無理に相手に合わせようとして地味に消耗することに疲れたから
- 自分がハッピーになれない関係にお金と時間を使う必要はないと気づいたから
順番に解説していきますね。
私もそうだ!と感じたところだけでもぜひ読んでみてください。
周りに馴染めないのに馴染んでいるふりをすることが苦痛だったから
HSPって、どこか自分だけ孤立しているような感覚になる人が多いんですよね。
私もそうです。
最初はそれが嫌で、どうにかして場の空気に馴染もうと笑顔を意識したり、テンション高めで会話をしたりしていました。
が、何だかそれがものすごく窮屈で・・
そりゃ自分を偽っているわけですから窮屈に感じるのは当たり前なんですけどね。
あるときふと思ったんです。
これ、なんかバカらしいなって。
それで自分から相手に無理して近づいていくことをやめました。
結果、自分が無理をしてしまうような相手とは疎遠になり、人付き合いに気持ちの余裕が生まれました。
無理に相手に合わせようとして地味に消耗することに疲れたから
これもさっきの話と似ていますが。
HSPは自分の意見や気持ちを素直に表現することが苦手なので、本当は否定的な気持ちがあっても相手を肯定する場合が多いと思います。
だって否定して変な空気になっても嫌だし、自分の意見をいうのも億劫だから合わせちゃえって。
だけど、合わせるのって意外と苦痛なんですよね。
自分は本当は違うことがしたいのに、それをやらなくちゃいけないから。
だったら、合わせる必要のある相手がいなければ、自分の気持ちに素直に行動できるんじゃないか。
そう思ってからは、自分と考え方が大きく違う人とは付き合いを持たないようにしました。
自分がハッピーになれない関係にお金と時間を使う必要はないと気づいたから
これはHSP以外の人にも今一度考えてもらいたいことです。
「その友達といて、あなたはハッピーですか?」
「その人に自分の命(時間)とお金を使う価値はありますか?」
無理して付き合っている人に命を削ってまで会いにいく必要はないですよね。
本当に会いたい人に会いたいときに会う方がやっぱり幸せな命の使い方だと私は思います。
なので私は、自分にとって本当に必要な存在だと思う人たちとだけ、付き合うようにしています。
すると自然と自分の周りには幸せな関係しか残らなくなりました。
HSPは友達がいなくても不安にならなくて良い!
そもそも、友達とは何でしょうか?
それは本当にあなたを幸せにしてくれる存在ですか?
友達がいない方が幸せなら、友達は必要ありません。
友達が欲しいのにできないというのなら、友達を作る前にHSPの特性をよく理解しておく必要があります。
それはこの後お話しするとして、ここでは友達が欲しいというわけではないけど友達がいない状態に何となく不安を感じている方に伝えたい大事なお話しをします。
「あ、そう考えてみたら友達の数なんて関係ないじゃん。」
そう思っていただける内容になっているはずです。
では、どうぞ。
知り合いは多いのに友達はいないなんて人、実はたくさんいる
私もその1人!
付き合いは浅く広く、そしてことが終わればそれっきりの関係がほとんどです。
なぜ浅く広い関係を築けるのかというと、私はHSS型だからです。
興味を持つ対象が広いので、関わる人も自然と広くなります。
もちろん、深い付き合いになることは滅多にないので、誰とでもある程度の距離は保ちたいですが。
きっと、あなたと同じように友達がいなくても楽しく生きているHSP仲間を見つければ、不安な気持ちも和らぐはずです。
私もあなたと同じように友達がいないことで悩んでいた時期があったので、漠然とした不安な気持ちはよく分かります。
そしてネットで同じ境遇の人がいないかを探しては、見つけてホッとしていましたよ(笑)
【超絶オススメ】身近にぼっち仲間が見つからない人は「ぼっち系YouTuber」の動画を見るべし
自分の身近にぼっちを楽しんでいるHSPが見つからない方には、「ぼっち系YouTuber」の動画を見てみましょう。
これは冗談抜きでオススメです!
ぼっち系YouTuberってぼっちなのに動画撮影のためとかで結果活動的になれたという人が多くて、とっても勇気をもらえるんです。
「自分は何を不安に感じていたんだろう、こんなにアクティブに生活しているぼっちがいるじゃないか!」と気分が晴れやかになります(笑)
ちなみに私のオススメぼっち系YouTuberは「パーカー/大学生の日常」です!
パーカーくんはぼっちで大学生活を送っている男性です。
彼の日常生活は見ているだけでも単純に面白いし、なんかゴロゴロしてる姿が可愛いし、話し方が独特ですっごくクセになります(笑)
1人でツイーツパラダイスに行ったり、旅をしたりと、ぼっちとは思えない企画力と行動力にいつも感心させられます。
「なんだ。ぼっちでも平気じゃん。」
そんな風に思わせてくれるのが「パーカーチャンネル」の魅力です。
ぜひ、チラッと覗きに行ってみてください♪
友達がたくさんいる人と比較することに意味はない【十人十色な生き方がある】
これはそもそも論にはなってしまいますが、友達が多かれ少なかれ、自分がハッピーであれば何の問題もありません。
HSPかそうでないかに関係なく、1人が好きな人は1人でいるし、みんなでワイワイしたい人はワイワイしています。
だから目の前のワイワイタイプの人を見てそれに合わせようとする必要もないし、自分は寂しい人間なんだと思う必要もありません。
たまたまよく目立つのがワイワイ系の人たちなので、比較しやすいHSPが彼らを見て友達がいないことに落ち込みやすいというだけの話です。
自分がどうしたいのか、どうなりたいのかを一番に考えるようにしましょう。
友達のいないHSPが良好な人間関係を築く3つのコツ
お待たせしました。
「友達は確かに疲れる存在でもあるけど、やっぱり作りたい!」
そんなHSPの方が、友達と良好な関係になるためのコツについてお話しします。
私もこれを心がけることで、窮屈だった人間関係を見直すことができました。
その方法は次の3つです。
- 無理に相手に合わせようとせず自分の基準で判断すること
- 自分の素直な気持ちや意見は抑え込まずに声に出すこと
- 偽りの自分に気づいたらありのままの自分を意識して行動に移すこと
それでは解説していきますね。
①無理に相手に合わせようとせず自分の基準で判断すること
無理に相手の都合や意見に合わせる必要なんて全くありません。
自分はどうしたいのか、何が正しいと思うのかを自分の言動の判断基準にしてください。
それを上手く言葉にして伝えることができなくても、せめて自分に正直な行動だけは取れるようになるべきです。
周りに流されやすいHSPが自律することは簡単ではありませんが、決してできないことではありません。
私も、少しずつ自分を律する訓練を続けています。
すると徐々に自分の意思表示ができるようになってきました。
これで自分に嘘をついたまま窮屈な関係を続ける必要もなくなり、良好な関係が築けるようになります。
②自分の素直な気持ちや意見は抑え込まずに声に出すこと
自分の気持ちを上手く言葉にできずに抑え込みそうになったときは、ひとまず声に出すという練習をしてみましょう。
私も最初は全然声に出せなくてモヤモヤとしていました。
でも声に出すことだけを意識するようにしていたら、自分を抑えていると感じたときに頑張って声を出そうとするようになりました。
これに慣れてくると自分を抑え込む必要がなくなり、自然と自分の感情や意見を言葉にできるようになってきました。
何でも言葉にできるというわけではありませんが、明らかに以前よりも人間関係で苦労することは減りました。
人はみんな対等であるべきです。
相手の気持ちや言葉は受け取るのに、自分はそれを伝えようとしないのは対等ではありませんよね。
少しずつ、素直に言葉を発したり行動したりできるように訓練していきましょう。
③偽りの自分に気づいたらありのままの自分を意識して行動に移すこと
自分が自分の気持ちに反して行動してしまっていると気づいたら、自分はどうしたいのかを常に自分自身に問いかけてください。
そして、自分が本当にしたいことをしてください。話してください。
HSPはただでさえ自分を表現するのが苦手なので、少し大袈裟な表現でもちょうどいいくらいです。
ずっと自分を表現できないでいると、HSPは必ず何らかの形で爆発します。
自分を責めたり、相手を批判したり、勝手に自己解決しようとしたり。
でもそれではいつまでも良好な人間関係は築けません。
爆発する前に、自分を表現できるようになりましょう。
それを批判するような人がいたら、それは友達でも何でもありません。
そんな人のことは気にしなくても大丈夫です。
あなたがあなたらしくいられる人と過ごしましょう。
HSPに必要なのは友達ではなく素の自分を吐き出せる場所
友達とは、あなたにとってどんな存在ですか?
私にとっての友達は、私の素を理解してくれる存在です。
自分の素を吐き出せる場所を探そう
HSPに必要なのは、友達に限らず自分をオープンにできる場所です。
自分の気持ちを吐き出す(共有する)場所があれば、圧倒的に楽になれるんです。
それはリアルでなくてもネットでも問題ありません。
友達という存在に限定せず、広い視野で自分をさらけ出せる場所を探してみましょう。
惰性で付き合いを続ける必要なんてない
そもそも、「幼馴染だから」「他に友達がいないから」「何となく」と負担に感じている人と友達を続ける理由はどこにもありません。
もしあなたがこれらのような理由で面倒な友達関係を続けている人がいるとすれば、その関係は見直してみるべきです。
その友達といて自分がハッピーになれているのかどうか、もう一度考えてみましょう。
自分を犠牲にしてまで優先するべき友達なんていらない
自分が最も愛するべきは自分自身です。
自分を捨ててまで関係を維持する必要がある友達がいるとすれば、あなたは他人の人生を生きていることになります。
自分の人生を生きましょう。
それを認めてくれる友達を作りましょう。
さて、今回の話はいかがでしたでしょうか。
私は、冗談抜きで友達がたくさんいた頃よりも今の方が幸福度が高いです。
自分で選択した人間関係で自分も相手も大切にできているからです。
あなたも、自分を偽るのはやめて、自分に素直に生きる練習をしてみませんか。
友達の数に関わらず、きっと今よりも穏やかな気持ちで生きられるようになるはずです。
一緒にがんばりましょう。