毎日の果てしない家事に、疲れ切っているあなたへ。
ほんの少しの工夫で家事を時短して、余裕のある暮らしを目指してみませんか?
□平日は家事に追われて、自分のことが何もできない
□休日は掃除と買い物だけで1日が終わる
□仕事が忙しく、帰宅後に家事をする時間がない
このような方に向けて、本記事では生活にゆとりができる「家事の時短テクニック」をご紹介します。
家事の効率化は、一人暮らしの方、専業主婦の方、同棲中の方などさまざまな生活環境の方に役立ちます。
毎日の掃除、洗濯、料理、買い物、片付けを楽にするヒントとして、ぜひご活用いただければ幸いです。
掃除編
まずは、掃除を楽にする時短テクニックからご紹介します。
今まで当たり前だと思っていたことが、実は掃除のハードルを上げているかも?
掃除を楽に効率化したい方は、要チェックです。
使い捨ての掃除道具を活用する
節約のためと思って、「使い捨ての掃除アイテム」を敬遠してはいませんか?
例えば、台拭きの代わりに除菌ウェットティッシュを使ってみてはどうでしょう。
台拭きを洗う手間が省けて、掃除のハードルはグッと下がります。
雑巾がけだって、使い捨ての掃除シートを使えば、衛生面を気にする心配がありません。
しかもこれらの使い捨て掃除アイテム、実は意外とコスパが良いんです。
ウェットティッシュは100円ショップで80枚入りの商品が手に入ります。
1日2枚使っても、1ヶ月以上はもちます。
月100円で毎日の手間が省けるなら、安いもんです。
ついで掃除をする
掃除は週末にまとめてする派の人も多いですよね。
ただ、時短を目指すなら毎日少しずつ掃除をする「ついで掃除」がおすすめです。
例えば私は、下記のようなついで掃除を行っています。
□食器洗い後に、濡れたシンク周りをティッシュ1枚で拭き掃除
□トイレに行ったら、アルコールをトイレットペーパーに吹き付けて便座掃除
□テーブルを拭いたウェットティッシュで、コンロ周りを拭き掃除
□朝起きて洗面所やリビングへ移動するついでにモップ掛け
こうした毎日のついで掃除のおかげで、休日が掃除で半日潰れることもなくなりました。
毎日綺麗な部屋を維持できるので、快適に生活できるのも大きなメリットですね。
専用洗剤、専用道具を使わない
掃除のハードルが上がる要因として、使う洗剤や道具の多さが挙げられます。
例えば、下記のようなアイテムを所持してはいませんか?
□浴室用洗剤
□トイレ用掃除シート
□トイレハイター
□シンク用洗剤(ジフなど)
□トイレ用モップ(クイックルミニワイパーなど)
掃除場所によって専用アイテムを使い分けていると、その分管理も大変になります。
「中性洗剤」や「漂白剤」の主成分を確認して、兼用できる掃除アイテムを選ぶことで、掃除の手間も省け一石二鳥です。
私の場合、中性洗剤は食器用洗剤、漂白剤は泡ハイターを活用中です。
食器用洗剤は万能洗剤なので、浴室の掃除にも使用。
泡ハイターはトイレ掃除と洗面台や排水溝掃除に使っています。
専用洗剤でなくても主成分は同じなので、黒ずみ汚れや赤カビ、臭いなどをしっかり予防できますよ。
ぜひお試しください。
最小限の掃除アイテムで掃除をする方法については、下記の記事でご紹介しています。
時短だけでなく、節約に興味のある方も一読の価値アリです。
掃除道具はすぐ手の届く場所に置く
生活感の出やすい掃除アイテムですが、手の届きにくい場所にしまってはいませんか?
すぐに手の届く場所に置いておくだけで、日々の掃除をするハードルがグッと下がります。
私の場合は、毎日使用するクイックルワイパーをベッド横の壁に立てかけています。
朝起きたらモップをかけながら移動するので、手に取りやすいところに置いてあるだけでスムーズに掃除が始められて便利です。
ついしまいがちな掃除アイテムですが、毎日使うものは生活導線上に置いておくことをおすすめします。
床にものを置かない
掃除を楽にする最も簡単な方法は、床にものを置かないことです。
床に置いてあるものを寄せながら掃除をすると、無駄に体力を消耗します。
掃除のやる気もなくなりますし、必要以上に時間がかかります。
普段から床にものが散らかりがちな人は、使ったら元の場所に戻すクセをつけておきましょう。
インテリアや雑貨を飾らない
掃除が苦手な人の部屋には、インテリア雑貨などの装飾品が多いです。
細かなものが飾ってあると、それらを避けて掃除をするため掃除の手間が増えます。
できるだけ掃除の手間を減らしたいのであれば、置くスペースを限定するか、極力ものを集めないように心がけましょう。
絨毯やマットを敷かない
□絨毯
□ラグ
□キッチンマット
□バスマット
□玄関マット
□トイレマット
家に上記のような絨毯やマットを敷いている人は、それらを撤去するだけで、掃除がかなり楽になります。
掃除機掛けの手間がなくなることはもちろん、洗濯方法で悩むこともありません。
ただし、冬は絨毯やラグを敷かないと、床からの冷気が伝わり部屋が寒く感じる場合も。
お住いの環境に合わせて、使う季節やサイズを限定すると、管理しやすくなるでしょう。
ガスコンロではなくIHを使う
頑固な汚れが残りやすいキッチン周りですが、IHクッキングヒーターを使うことで掃除が劇的に楽になります。
ガスコンロは複雑な形をしているので、その分掃除のハードルが上がりますが、IHならひと拭きで掃除完了。
毎日掃除をしても苦になりません。
ガスコンロが備え付けられていない物件に住んでいる人は、ぜひIHの活用を検討してみてはいかがでしょう。
揚げ物調理をしない
揚げ物料理をすると、キッチン周りが油でベトベトになり掃除が大変です。
そこで我が家では、揚げ物は「外食限定メニュー」としました。
家ではコロッケもから揚げも、揚げ焼き調理で済ませます。
本格的な揚げ物は、外食でしか食べていません。
自炊では「焼く・煮る」メニューが中心になったので、健康的な食生活にもなり一石二鳥です。
水切りカゴを置かない
我が家のシンクには、洗った皿を置いておく水切りカゴを置いていません。
以前はステンレス製のものを使用していましたが、徐々に錆びてくるので管理が大変でした。
今は、マイクロファイバークロスを水切りカゴの代わりに使っています。
乾きが早いのと、洗濯をするだけで清潔に保てるので、管理も楽ちんです。
三角コーナーを置かない
生ごみの処理、皆さんはどうしていますか?
我が家では掃除が面倒な三角コーナーは置かず、ゴミ箱に直接捨てています。
ゴミ袋は1週間以内でいっぱいになるので、生ごみの臭いが気になったことは一度もありません。
ただし魚の骨など臭いが強い生ごみを捨てる際には、ラップを使用して臭いを防ぐ工夫をしています。
ゴミ箱の数を減らす
皆さんの家には、いくつゴミ箱がありますか?
我が家では基本的に大きなゴミ箱にまとめてゴミを捨てるようにしています。
そのため、家中のゴミを集めて回る手間がなくなりました。
ゴミ集めが面倒に感じる人は、使用頻度の少ない場所にはゴミ箱を置かずに生活してみてもよいかもしれません。
キッチン収納については、下記の記事で詳しくご紹介しています。
収納方法などに興味のある方は、何かのヒントになるかもしれません。
料理編
続いて、料理の時短方法をご紹介します。
自炊は毎日のことなので、少しでも楽になると気持ちに余裕ができますよね。
ぜひ今日からできることを実践してみてくださいね。
電子レンジを活用する
料理の時短と言えば、電子レンジの出番です。
食材はフライパンや鍋で火を通す前に、電子レンジであらかじめ柔らかくしておくと調理時間を短縮できます。
特に根野菜は火が通りにくいので、カレーの具などはレンジで火を通してから調理するのがおすすめです。
人気レシピサイトでも、電子レンジを活用した時短メニューがたくさんも紹介されているので、積極的に活用してみましょう。
まな板で食材を切る順番を工夫する
食材を着る順番は、「野菜→肉・魚」が基本です。
肉や魚を切ったまな板で野菜を切ると、菌が野菜についてしまい食中毒などの危険があります。
特にサラダなど生で食べる食材を切る際は、肉や魚を切ったまな板を使わないよう注意が必要です。
食材を切る順番を意識して、まな板を洗う回数を最小限に抑えましょう。
傷みやすい野菜やきのこ、油揚げなどは切って冷凍しておく
傷みやすい葉物野菜やきのこ、油揚げなどは、あらかじめ切って冷凍しておくのがおすすめです。
冷凍しておけば保存期間も長引きますし、調理の際に切る手間も省けます。
いつも食材を使いきれずに腐らせてしまう人にも、この保存方法はおすすめです。
蒸し焼きには蓋の代わりにアルミホイルをかぶせる
鍋の蓋は大きくて重くて洗うのが面倒です。
そこでフライパンや鍋で火を通すときは、アルミホイルを蓋代わりに活用しています。
しっかりと密閉することはできませんが、それでもしっかり火は通ります。
ほぼ毎日のようにアルミホイルを使っても、1ロールで3ヶ月以上はもつのでコスパも悪くありません。
洗い物を少しでも減らしたい方は、お試しください。
1週間分の献立を作る
料理を楽にする方法の1つとして、1週間分の献立を考えるようにしています。
というのも、冷蔵庫にある食材でメニューを考えることが私には難しく・・
はじめから作るものを決めておけば、メニューに悩む時間を減らせるという結論に至りました。
実際、買い物の際も買うものが決まっているので時短になりますし、余計なものを買わなくなりました。
時短したい人だけでなく、献立を考えるのが苦手な方にもおすすめです。
品数を固定化する
皆さんは、自炊する際どのくらいの品数を用意していますか?
我が家は「ご飯、汁物、主菜、副菜」の4品が基本です。
野菜は主菜、副菜だけでなく、味噌汁を具だくさんにして摂取するよう心がけています。
品数を固定化すると、献立を考える時間&料理時間を短縮できるのでおすすめです。
献立メニューを固定化する
毎日違うメニューを考えて作るのって、かなり疲れますよね。
我が家では、1週間単位である程度献立を固定化することで、メニューを考える手間を時短しています。
例えば、とある1週間のメイン料理はこんな感じです。
□月曜日 魚
□火曜日 肉
□水曜日 魚
□木曜日 カレー
□金曜日 カレー2日目
□土曜日 魚
□日曜日 魚
曜日ごとに使う食材を決めたり、作る料理のバリエーションを限定したりしています。
例えば木曜日・金曜日はカレーで調理時間を時短したり、土日はお昼に外食へ行くことが多いので夜は魚料理にしたり。
同じ料理でも意外と飽きることはなく、むしろ好きなものを食べられるので家族も大満足です。
献立作りに苦戦している方は、ぜひ真似してみてください。
昼食を固定化する
いつも職場にお弁当を持っていく人は、昼食を固定化することで調理時間やメニューを考える手間が省けます。
私は毎日、おにぎり2個を昼食に持っていきます。
弁当箱を洗うのが面倒なのと、お弁当を作るのに時間をかけたくないので・・
私のようにズボラな人は、洗い物をする手間も調理する手間も最小限に抑えられる昼食に固定化すると良いかもしれませんね。
節約&時短になる食生活について知りたい方は、ぜひ下記の記事もご覧ください。
洗濯編
続いては、洗濯の時短方法についてご紹介します。
日々感じている洗濯のプチストレスを解消したい人は、ぜひ参考にしてみてください。
アイロンがけが必要な服は持たない
洗濯後の手間を省くため、シワになりやすい服は持たないのがベストです。
毎回着るたびにアイロンがけをするとなると、非常に面倒です。
乾いたらそのまま着られるくらいシワが気にならない素材の服を選びましょう。
色移りする可能性がある服は持たない
ジーンズのインディゴなど、他の衣類に色移りしてしまう服は洗濯を分ける必要があり面倒です。
まとめて洗っても色移りの心配がない服でそろえると、洗濯が1度で済みますよ。
ついでに電気代や水道代も抑えられるので一石二鳥です。
洗濯後の服はそのまま吊るして収納
クローゼットに衣類を収納している場合は、洗濯後の服をハンガーにかけたまま吊るして収納すると、たたむ手間が省けるのでおすすめです。
押し入れ収納の場合でも、突っ張り棒を活用して「クローゼット化」すると、同様に収納できるのでお試しください。
柔軟剤や漂白剤は使用しない
洗濯をする際、多くの人が柔軟剤や漂白剤を入れていますよね。
ただ実際のところ、柔軟剤はタオルの給水性能を下げますし、漂白剤も効果を得られていない場合があるのです。
洗濯洗剤だけでも十分衣類はきれいになるので、無駄に作業工程を増やしていないか見直してみることをおすすめします。
片付け編
続いては、片付けの時短テクニックをご紹介します。
整理整頓が行き届いているかどうかは、掃除のしやすさにも直結します。
ぜひこれを機に、片付けの時短術を身につけておきましょう。
ものを減らす
片付けを楽にする最も効果的な方法、それは「ものを減らす」ことです。
ものが増えれば、それだけ管理の手間も増えます。
まずは使っていないものを手放して、ものの量を見直すことから始めましょう。
どこから手をつけたら良いかわからない方は、下記の記事を参考にどうぞ。
ものの定位置を決める
ものを減らしたら、次はものの定位置を決めましょう。
使ったら戻す場所を決めておくことで、片付けの手間が減らせます。
普段からなくしものが多い人にも効果的です。
収納方法を工夫する
ものの収納方法を工夫すると、使い勝手がよくなりものが散乱するのを防げます。
片付けの際も整理整頓しやすくなり、時短にもなりますよ。
収納方法のコツについて知りたい方は、ぜひ下記の記事にも目を通してみてください。
買い物編
最後に、買い物の時短テクニックをご紹介します。
自炊派の人には欠かせない買い物ですが、効率よく行うことで時短も可能です。
ぜひ参考にしてください。
いつも同じ店舗で買い物をする
わざわざ安いスーパーをはしごするよりも、全体的に安い1店舗でまとめ買いをする方が効率が良いです。
食材ごとに店舗を変えるのはやめて、通いやすいスーパーを行きつけにしましょう。
週に1度の買い物で済ませる
安売り目当てで週に何度も買い物へ行ってはいませんか?
買い物は、週に1度で十分です。
1週間分の食材を1店舗でまとめて購入するだけで、買い物に使っていた時間を半分以下に抑えられます。
賢くサボって賢く時短。家事の効率化で暮らしに余裕を。
さて今回は、日々の家事に疲れ切っている方へ向けて、生活にゆとりができる家事の時短テクニックをご紹介しました。
毎日の掃除、洗濯、料理、買い物、片付けを少しでも楽にして、暮らしに時間的ゆとりを感じられるようになってもらえたら嬉しいです。
それでは、今日はこの辺で。